美しく生まれ変わったSamsungの新生フラッグシップ「Galaxy S6 edge」「Galaxy S6」を写真で速攻チェック:Mobile World Congress 2015
ロゴを一新したSamsungの「Galaxy」シリーズ新モデル2機種が発表された。背面にガラス素材、側面にメタル素材を採用したフラッグシップ機「Galaxy S6 edge」「Galaxy S6」の特徴を早速写真でチェックしていこう。
韓国Samsung Electronics(以下、Samsung)は3月1日、スペイン・バルセロナで開催された製品発表イベント「Samsung Galaxy Unpacked 2015」で、「Galaxy」シリーズの新モデル「Galaxy S6 edge」「Galaxy S6」をそれぞれ発表した。世界20カ国で4月10日に発売されることが明かされており、Galaxyシリーズのユーザーが多い日本での発売も期待できそうだ。
64ビットのオクタコアプロセッサや2560×1440ピクセル表示対応の5.1型クアッドHDディスプレイを搭載するなど、両機種共に基本スペックは同等だが、当初のうわさ通りGalaxy S6 edgeは、両側面が曲がった狭額縁設計のデュアルカーブディスプレイを採用している。特徴的な外観のGalaxy S6 edgeを中心に、端末デザイン、注目すべき各種機能をチェックしていこう。
両曲面ディスプレイ搭載の「Galaxy S6 edge」は全身ガラスパネルのアルミボディ
Galaxy S6/S6 edgeは、これまでの未来的なGalaxyシリーズのイメージを一新させるデザインで、背面はプラスチック素材からガラス素材になり、側面にはアルミ素材を使用して高級感のある仕上がりになった。S6 edgeは両側面が曲がった狭額縁設計のディスプレイで、日本の担当者によると、「GALAXY Note Edgeよりもカーブの角度がきつくなっている」という。カラーは、2モデルで共通するのがゴールドプラチナ、ブラックサファイア、ホワイトパールの3色。S6はオリジナルカラーとしてグリーンエメラルドを、S6 edgeはブルートパーズをラインアップする。
親しい人とすぐに連絡が取れる「ピープルエッジ」
ディスプレイは2560×1440ピクセル表示の高精細なワイドQHD液晶を採用し、画面もより明るくなった。見たままに近い絵作りを実現する動画処理機能も搭載している。
曲面型ディスプレイを生かす機能として、頻繁に連絡する人を簡単に呼び出せる「ピープルエッジ」機能を採用した。最大5人を登録でき、ラベルをスワイプし、登録者のアイコンをタップすると電話やメールをすぐに送れる。各人に色が振り分けられており、不在着信やメッセージの通知時に画面や端末の隅が指定された色で光る。
セルフィーも充実 格段に手ブレに強くなったカメラ回りをチェック
ハードウェア面では、64ビットのオクタコアプロセッサを採用し、アプリの起動や電源を入れてからの立ち上がりなども素早く動作する。有効約1600万画素のメインカメラと500万画素のインカメラは共にF1.9の明るいレンズとリアルタイムHDRを搭載する。手ブレ機能を大幅に改良し、メインカメラは光学式・電子式手ブレ補正機能も備えた。
どの画面からでもカメラを1秒以内に起動できる「Quick Launch」、ISO感度や露出などを設定できる「Proモード」、モノを起点に自身がぐるりと回って撮影する「ヴァーチャルショット」など、独自機能も多数搭載している。また、撮った写真はアドレス帳から電話番号をもとに友人と共有できる。「Easy Share」と呼ばれる機能で、いったんクラウド上へ写真をアップロードし、プッシュメッセージやSMSでダウンロードリンクを送信する仕組みだ。インカメラで自分撮りをする際は、心拍センサーをタッチしてシャッターを押すこともできる。
より快適になった指紋認証、ワイヤレス充電への対応や決済機能も充実
「GALAXY S5」の指紋認証センサーはスワイプでロック画面を解除する方式だったが、S6 edgeとS6では、iPhone 6/6 Plusのようなタッチ認証方式になった。どの角度で指を置いても認識される。
両機種共にバッテリーの取り外しはできなくなったが、新たにワイヤレス充電に対応。急速充電は、10分の充電で4時間駆動するという。さらに、決済サービス「Samsung Pay」も搭載。こちらは日本での展開はまだ明らかになっていない。
360度の立体映像が楽しめる「Samsung Gear VR」にS6 edge/S6を装着
360度のバーチャルリアリティが楽しめる「Samsung Gear VR」にもS6 edgeとS6をそれぞれ装着できる。会場で早速S6を装着して3D映像やゲームを楽しんだが、特にゲームは自分が操作するキャラクターが縦横無尽に視界を動き回り、文字通り没入感のある体験ができた。会場の説明員によると、現在プレイできるゲームは5タイトルだが、順次タイトルを増やしていくという。
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