パナソニック「ディーガ」のレギュラーモデルがUltra HD Blu-ray再生に対応
パナソニックは、Blu-ray Discレコーダー「ディーガ」の新製品として、Ultra HD Blu-ray(以下、UHD BD)の再生に対応した2機種を発表した。
パナソニックは9月27日、Blu-ray Discレコーダー「ディーガ」の新製品として、Ultra HD Blu-ray(以下、UHD BD)の再生に対応した2機種を発売した。同社は2015年のプレミアムモデルの「DMR-UBZ1」で初めてUHD BD再生をサポートしたが、今年はディーガのレギュラーモデルにまで拡大し、普及を目指す。
UHD BDは、4K解像度やHDR(ハイダイナミックレンジ)、広色域のBT.2020など新しい機能を盛り込んだ“史上最高画質”の光学メディア。今年春に初めてのタイトルが登場し、年度内には約60タイトルがそろう見込みになっている。
パナソニックは「ユニフィエ」の流れを汲むデコーダーチップをいち早く開発してUHD BD再生に対応。独自のクロマ処理を行う「4Kリアルクロマプロセッサ」と組み合わせ、「自然な質感と立体感を表現する」(同社)としている。
なお、今回はレギュラーモデルのため、DMR-UBZ1やUHD BDプレーヤーの「DMP-UB900」といったプレミアムモデルに採用された「4Kリアルクロマプロセッサplus」ではなく、UHD BDプレーヤーの下位モデル「DMP-UB90」と同じ「4Kリアルクロマプロセッサ」となっている。違いは、急峻(きゅうしゅん)な色エッジの周りに発生しやすいオーバーシュートを抑える処理が省略されていることだ。
一方、2系統のHDMI出力を備え、映像信号と音声信号を分離出力する機能は引き続き搭載した。これにより、4K/HDR映像に対応していないAVアンプでも音声再生が可能。「古めの機材も活用できる」(同社)としている。
両機種とも3番組同時録画に対応した3チューナーモデル。ほかにも電子番組表は文字サイズを変更して情報量を増やし、新番組や特番をポップアップで知らせるようになったり、内蔵HDDにハイレゾ音源を保存できるミュージックサーバ機能は新たにCDリッピングに対応するなど、各機能のアップデートが行われた。ただし、CDリッピング中は録画できないという。
販売価格は、2TBのHDDを内蔵した「DMR-UBZ2020」が10万円前後、1TBの「DMR-UBZ1020」は9万円前後(オープンプライス)。いずれも11月下旬に発売する予定だ。
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