ソニー70年の歴史を振り返る「It's a Sony展」――銀座ソニービル建て替えを前に最後のイベント
ソニーは、11月12日(土)から東京・銀座のソニービルで「It's a Sony展」を開催する。前半は「歴史」がテーマ。創業70周年を迎えた同社が過去に送り出してきたエポックメイキングな製品を多数展示する。
ソニーは、11月12日(土)から東京・銀座のソニービルで「It's a Sony展」を開催する。展示会は、前半と後半の2部構成で、2017年2月12日(日)までの前半は「歴史」がテーマ。ソニーの前身である「東京通信工業株式会社」誕生から70年の間に同社が送り出してきたエポックメイキングな製品を多数展示する。
会場には、日本初のトランジスタラジオ「TR-55」や初代ウォークマン「TPS-L2」、犬型のエンターテインメントロボット「AIBO」など「世界に驚きをもたらしてきた商品の数々」(同社)が、当時の広告とともに並ぶ。また、アンディ・ウォーホルによる版画「SONY-WALKMAN」や、各界の著名人など10人による“思い出のソニー商品”をエピソードとともに紹介する「My Favorite Sony」コーナー、「THE PARK・ING GINZA」とのソニーコラボグッズなども含め、展示商品は730点にのぼるという。歴代ソニー商品をオリジナルラバーストラップにしたカプセルトイコーナーも用意する。
後半のテーマは「未来」だ。2018年の夏、ソニービルの跡地(地上部分)にオープンする「銀座ソニーパーク」の様子が分かるインスタレーションなどを展示する。なお、It's a Sony展が閉幕する2017年3月31日(金)をもってソニービルは一旦営業を終了、翌4月1日からビルの解体作業が始まる予定だ。
「It's a Sony」は、1970年代に米国の広告で使われ始めたタグライン。ソニー製品のユニークさや違いを短い言葉で表現したフレーズで、世界中のユーザーが同社製品に親しみを持つきっかけの1つになったという。日本国内でも1982年から2000年にかけてテレビCMなどで使用された。
関連記事
- さよなら「銀座ソニービル」、7年がかりの建て替えプロジェクトが発表される
ソニービルのリニューアル事業「銀座ソニーパークプロジェクト」が発表された。現在のソニービルは、2017年3月31日をもって営業を終了する。 - かなりの再現度? 「プロフィールプロ」型クッションと実物を比較してみた
「銀座 ソニービル」の地下3階。コンクリートむき出しの、駐車場のような場所に、ソニーの名機たちが無造作に置かれていた。 - あなたの“My First Sony”があるかも――歴代ソニーデザインを集めた展示会
ソニーのデザインを象徴する歴代の製品を写真とともに展示する「Sony Design: MAKING MODERN 〜原型づくりへの挑戦〜」が4月29日にスタートする。前日に行われた内覧会で懐かしい製品の数々を見てきた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.