松井証券は6月6日、行動ファイナンスについて一橋大学大学院の研究グループと共同研究する予定だったが、無期延期にすることを発表した。行動ファイナンスとは投資家の金融市場の動きなどを研究するもので、松井証券は今回の調査によって、投資家の利益などに貢献したい旨を5月30日に発表していた(参照リンク)。しかし、個人情報の取扱をめぐって顧客から反発があり、今回の結論に至った。
共同研究を実施すると公表した際に松井証券は、顧客の売買情報を一橋大学に提供すると発表。情報については「個人情報の保護に関する法律」に基づいて研究するため、個人は特定できないと述べていた。だが顧客の不信感は払拭できず、研究を断念した。
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