サントリーが6月12日から全国で期間限定販売する「ペプシアイスキューカンバー」。名前の通り、キュウリ風味に仕上げたコーラ飲料だ(5月22日の記事参照)。
発表されるなり、「キュウリでコーラ!?」「味の想像が付かない」など、ネット界隈で話題沸騰だったこのコーラ。幸運にも発売前に入手することができたので、早速スタッフ一同で飲んでみることにした。
ペプシアイスキューカンバーは500ミリリットル入りのペットボトルだけで販売される。キャップはおなじみのペプシマークで、「ペプシグループの一員だ」ということを主張している。
プレスリリースの写真を見たとき、緑色なのはボトルの色なのかと思ったが、グラスに注いでみると、ペプシアイスキューカンバーそのものの色であることが分かった。ボトルは無色透明だ。
薄青い色の液体の中に、シュワシュワと細かい泡が立ち、とても涼しげな雰囲気。夏に似合いそうな色合いである。
匂いをかいでみると、ウリっぽいというか草っぽいというか、“青い”匂いがする。「香水でこういう系統の匂いのがあるなあ」と思いながら飲むと、ペプシコーラの味がする。飲んでいる最中は「あまりキュウリの味じゃないかも?」と思うのだが、後味が確かにウリっぽい。
最初はあまり感じなかったのだが、数口飲んでいるうちにだんだんキュウリの味がよく分かるようになっていた。しかしキュウリの味のようにも思えるし、スイカの白いところのようにも思えるし、かき氷のメロンシロップを薄めたような味にも思える。スイカもメロンもウリ科だから、うまいところを突いているといっていいだろう。
せっかくなので、キュウリと一緒にペプシアイスキューカンバーを飲んでみた。生のキュウリを一口大に切り、横に味噌を添えてみる。
味噌をキュウリに付けて口に入れると、味噌の塩気と、キュウリの水分が心地よい。ビールが飲みたくなるような味だ。そこでペプシアイスキューカンバーを飲んでみる。
……合わない。
実際のキュウリの味と、アイスキューカンバーの味(正確には匂い)がどうにも相性が良くない。残念ながら、ペプシアイスキューカンバーの目指す“キュウリっぽさ”は、実物のキュウリ(+味噌)とはベクトルが違うようだ。残念。
飲んでいて気になったのが「キュウリの汁は入っているのかどうか?」。原材料名を見ると「果糖ブドウ糖液糖、香料、酸味料、保存料、カフェイン、着色料」とあるので、キュウリの汁は入っていないようだ。
感想としては「思っていたよりおいしい」。飲む前は「キュウリ+コーラ」の味の想像が付かず、もっと覚悟の要る味かと思ったのだが、予想よりおいしかった。途中からだんだん甘さが辛くなってきたものの、それは記者が甘い炭酸飲料を普段飲まないためと思われる。
夏らしい(?)このコーラは6月12日に全国で発売される。期間限定モノということなので、飲んでみたい方は早めの入手がオススメだ。
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