投資経験がある人にとって、今後取り引きをしてみたい金融商品は「不動産投資」や「不動産投資信託(REIT)「外国為替証拠品取引(FX)」であることが分かった。株式投資や投資信託といった定番商品も人気は高かったが、都市部での地価上昇を受け、不動産関連の金融商品にも注目が集まっているようだ。
Webマーケティングガイドは「個人投資に関する調査(下)」を、エルゴ・ブレインズが運営するターゲットリサーチで調査を実施した。20歳〜59歳までの公務員や会社員、自営業など、投資経験者が対象でサンプル数は300人。調査期間は5月11日から5月16日まで。
1回目のアンケートでは「利用したことのある金融商品」などを調査している。調査結果によれば投資経験がある人の約8割が株に投資し、投資目的は「給与以外の収入」と回答した人が6割に達していた(5月24日の記事参照)。
今後、取引をしてみたい金融所品として「株式投資」と「投資信託」の人気は強く、また「不動産投資」(10.3%)「不動産投資信託(REIT)」(12.7%)「外国為替証拠品取引(FX)」(21.3%)なども目立った。収益性の高い物件を集めて投資をするREITは、配当利回りが高いことから人気が高まっている。FXは小額の保証金で多額の取引が可能なため、うまく運用すれば大きな利益が得られる。さらに取引通貨間の金利差を受け取れることが魅力のようだ。
投資に関する情報チェックは「1日1回程度」が最も多く26.0%、次いで「1日数回」(21.7%)、「2〜3日に1回」(14.0%)という結果だった。「常時」と「1日数回」を合わせると、3人に1人以上が「1日に数回」情報をチェックしていることが分かった。
投資に関する情報収集は「帰宅後」(76.3%)が最も多く、次いで「昼休み」(30.7%)「出社前」(27.0%)となった。前回の調査(6月1日の記事参照)では、最新情報を「インターネット」から収集している人が最も多かった。仕事を終えたビジネスパーソンは、帰宅後にネットを利用して情報収集をしているのだろうか。
このほか「勤務時間中」(19.0%)や「出勤途中」(10.3%)「帰宅途中」(7.3%)にも、投資情報をチェックしているという結果からは、PCや携帯電話を駆使している姿がうかがえる。同社では「株式取引をしている場合、激しい値動きのある中ユーザーにとって日中の情報チェックも欠かせないことが予測される」。また「携帯電話でのオンライントレードの利用率も上昇し、日中の情報チェックは以前より整っているといえるだろう」としている(1月18日の記事参照)。
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