イーバンク銀行が最も利用されている理由は?

» 2008年01月23日 14時32分 公開
[Business Media 誠]

 インターネットを介し、預金や振り込みなど銀行取引のサービスが利用できるインターネットバンキング。マイボイスコムが実施した調査によると、インターネットバンキングの利用者は1999年時点で8.6%にとどまっていたが、2008年の調査では82.5%に達していることが分かった。インターネットバンキングが急速に普及した理由として、振込み手数料の無料化などがあるようだ。

 「インターネットバンキングの利用」について、マイボイスコムが調査を実施。インターネットを使った調査で、1万2776人が回答した。調査期間は1月1日から1月5日まで。

イーバンク銀行の利用者が断トツ

 インターネットバンキングの利用者は、どのようなサービスを使っているのか? この質問には「預金口座情報照会・管理」が最も多く69.0%、次いで「ネットショッピングなどの決済サービス」が62.8%、「送金」が37.8%。2007年の調査と比べ、預金口座情報照会・管理と送金の利用は減少したが、ネットショッピングなどの決済サービスは増えている。

 多くの金融機関でインターネットバンキングのサービスを始めているが、どこの銀行が最も利用されているだろうか? 一番多かったのは「イーバンク銀行」で56.4%と断トツ。イーバンク銀行は、Yahoo! オークションのオフィシャルバンクに指定されているため利用者が多い。イーバンク銀行に次いで多かったのは「新生銀行」(8.2%)「三菱東京UFJ銀行」(7.1%)「ジャパンネット銀行」(5.9%)だった。

 Yahoo! オークションのオフィシャルバンクはイーバンク銀行のほか、ジャパンネット銀行、みずほ銀行インターネット支店、スルガ銀行ソフトバンク支店、UFJ銀行がある。この5銀行の中で、イーバンク銀行の振込み手数料が最も安い。Yahoo! オークション以外でも「大手ネットショッピングのサイトでイーバンク銀行が利用できる。このほかポイント換金サービスやFX(外国為替証拠金取引)などを取り扱っていることも、顧客の増加につながっている」とイーバンク銀行の広報部は分析している。

最も利用しているインターネットバンキングは?

 ここ数年で利用者が増えているインターネットバンキングだが、不正に預金を引き出される被害などが急増している。しかしインターネットバンキングを「信頼している」と回答した人は83.9%。そして今後も「利用したい」人は、84.0%と高い数字となった。

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