後部座席のシートベルト、着用率は44%

» 2008年09月16日 13時26分 公開
[Business Media 誠]

 6月1日からの改正道路交通法の施行により、クルマの後部座席のシートベルト着用が義務付けられたが、着用率はどこまで上がっているのだろうか。警視庁とJAFが2007年10月に実施した調査によると、後部座席に乗車している人のシートベルト着用率は8.8%。しかし改正道路交通法の施行後は44%の人が「必ずつけるまたはつけさせている」ことが、保険の窓口インズウェブの調べで分かった。

 後部座席でのシートベルト着用率は浸透しているようだが、10%の人は「つけないまたはつけさせていない」と回答。また「つけないことがある」人も全体の46%に達していることから、「まだまだ後部シートベルト着用を促す施策は必要であるようだ」(保険の窓口インズウェブ)

 インターネットを使った調査で、9223人(男性74%、女性26%、20〜40代が85%)が回答した。調査期間は8月9日から8月18日まで。

(出典:保険の窓口インズウェブ)

後部座席シートベルト着用について

 後部座席でのシートベルト着用については、「身を守るために良いことだと思う」や「もっと早くから実施するべきだった」といった肯定派の意見が目立った。一方で「必要がない」「仕方ない」などの声も多かった。このほか「前の席に比べ、後部席のシートベルトは装着しにくい面があり、改善すべきである」「高齢者や障害者のためには、もっと操作しやすいシートベルトを開発した方が良いと思う」など、シートベルトの改善を求める指摘もあった。

 また「後部座席真ん中の席のシートベルトが付いていない」「チャイルドシートを置いているため、使用が困難」といったクルマの仕様に関する声もあった。

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