調査リポート
» 2007年10月02日 14時28分 公開

「ナンバープレートカバー、全面的に禁止すべき」の声が6割

国交省の調査によると、ナンバープレートにカバーを付けると「非常に見にくい」という人が約半数。「当て逃げがあっても、目撃者がナンバーを読みづらい」などの声もあり、50歳代以上では7割が全面禁止を求めるなど、批判的な意見が強い。

[Business Media 誠]

 ナンバープレートにカバーを装着した車が走行しているが、これはファッションや汚れ防止用として自動車用品店で販売している。しかし現実には、自動速度違反取締装置(オービス)の撮影を逃れ、番号を隠すためにカバーを装着する人もいるという。可視光線透過率(光をカットする量)50%ほどの濃い色のカバーに対し「ひき逃げ、当て逃げがあっても、目撃者がナンバーを読みづらい」など、国土交通省(国交省)への苦情があるそうだ。

 国交省では、市販しているナンバープレートカバーを装着している写真を見せ、ナンバーの視認性を聞いたところ「表示内容が非常に見にくい」と回答した人が50.7%に達していることが分かった。一方で「着色の濃いカバーは見にくいが、着色の薄いカバーはカバーがない場合と変わらない」が41.3%と、視認性への評価が分かれる結果となった。

 国交省は「ナンバープレートカバーについて」アンケートを実施した。国土交通行政インターネットモニター1069人が回答、調査期間は7月10日から7月25日まで。

カバーを装着した場合の視認性について

ナンバープレートカバーを知っている人は約8割

 ナンバープレートカバーを「知っていた」と回答した人は78.1%、「知らなかった」人は20.7%。ナンバープレートカバーが自動車用品として広く認知されていることが分かった。年代別で見ると、「知っている」と回答したのは20歳代が最も多く85.8%。年代が高くなるほど認知度が低くなるという結果から、「自動車のアクセサリーへの関心の高いと思われる若年層で特にナンバープレートカバーの認知度が高いことが分かった」(国交省)としている。

 ナンバープレートカバーを「知っている」と回答した人を対象に、ナンバープレートカバーを見かけたかどうかについては、「たまに見かける」人が69.2%、「頻繁に見かける」人が25.4%。95%近い人がナンバープレートを見かける機会があり、「ナンバープレートカバーを装着した自動車がかなり走行している」(国交省)と指摘している。

ナンバープレートカバーについて90%以上の人は「規制が必要」

 ナンバープレートカバー装着の規制について、「全面的に禁止すべき」と回答した人が65.9%、「着色の薄いカバーは良いが、着色の濃いカバーは禁止すべき」の回答は27.0%。「規制する必要はない」と答えた人は1.9%で、全体で90%以上の人が何らかの規制が必要と考えているようだ。

 年代別では、各年代とも「全面的に禁止すべき」と回答した人が50%以上に達した。中でも40歳代で67.3%、50歳代以上の年齢層では7割以上の人が全面的な禁止を求めていることが分かった。

ナンバープレートカバーの装着規制について

 ナンバープレートカバーの装着について「運転席の窓ガラスのように透過率に合わせて禁止にするべきだと思う」(千葉県、管理・専門技術職、40代、男性)といった声のほか、「カバーよりもドロのわざと付いたダンプカーの方を悪質で規制すべきだと感じます」(東京都、主婦、40代、女性)との意見もあった。「クリアー以外は規制すべきだと思います。ナンバープレートは、いわば、名前です。つける必要はないと思いますが、夏時期に高速を走ると、虫の死骸だらけでナンバープレートを磨くだけでも、30分かかったことがありましたので……。でも、極力自分はつけたくない。自分の名前を隠して走行しているようで、怪しく思いますから……」(佐賀県、販売・サービス・労務職、30代、男性)などの声があった。

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