3人に2人が「風邪なら約束キャンセルすべき」

» 2008年10月21日 16時25分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 風邪をひいたら、人との約束は早めにキャンセルすべき――3人に2人がそう考えていることが、グラクソ・スミスクラインの「風邪のスマート・マナー意識調査」で分かった。対象は、3カ月以内に風邪をひいて市販の風邪薬を服用した620人(男女各310人ずつ)で、Webサイト「コンタック総合研究所」で9月5日、6日に実施したもの。

女性の7割は「相手にうつさないように予定をキャンセル」

 約束(会議、食事、デートなど)の日に風邪をひいてしまった場合どうすべきかという質問には、66.1%が「周りに迷惑をかけないように早めにキャンセルをする」と回答。一般的には、約束をキャンセルすることよりも、相手に風邪をうつすことの方が問題であると考えている人が多いようだ。

 また「無理をしてでも約束を優先すべき」という人の割合は、女性が21.3%だったのに対し、男性は34.5%と、3人に1人が約束を優先する。マナー意識に男女間で差が見られた。



「体温プラス1度」で休みを取れ

 発熱を伴う風邪をひいた場合、休養を取るのは「37.6〜38.0度以上」(43.5%)が最も多く、次いで「37.1度〜37.5度」(27.9%)、「36.6度〜37.0度」(13.1%)と続く。平均では37.8度前後が多い結果となった。日本人の平均体温が36.8度前後であることから、体温プラス1度が休みを取る目安になっているようだ。

 男女別に見ると、男性の19.9%が38.1度以上の発熱でも休まないと回答した一方で、女性は9.7%にとどまった。男性の方が高熱でも休まない傾向にあるようだ。



「風邪ぐらいで休むなよ」はNG、「無理しないでね」と声をかけよう

 風邪をひいて苦しんでいるときに言われてうれしい言葉は、「あまり無理しないでね」(64.0%)。「何か買ってきてほしいものはある?」(39.5%)、「温かいものを食べて早く寝てね」(33.9%)など。逆に頭にくる言葉、言ってはいけない言葉は「風邪ぐらいで休むなよ」(55.0%)、「仮病じゃないの」(48.4%)、「健康管理ができてないね」(40.5%)などとなっている。

 周りに風邪をひいている人がいるときには、症状の辛さを理解する言葉をかけつつ、無理せず休むことを勧めるのがよさそうだ。



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