マックの2.5倍に対抗? モスは1.5倍のバーガーを発売

» 2008年12月10日 17時24分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 モスフードサービスは12月10日、国産肉100%(牛・豚の合いびき肉)を使用し、ハンバーグに特製デミグラスソースを合わせた「とびきりハンバーグサンド」を発売すると発表した。全国のモスバーガー店舗(一部店舗を除く)で、12月27日から販売。価格は「とびきりハンバーグサンド」が390円、「とびきりチーズハンバーグサンド」が420円。

 とびきりハンバーグサンドは通常パティとは異なる工程で作り、「手作り感覚のふっくらとした柔らかい食感を実現」(モスフードサービス)したという。またボリュームはレギュラーメニューで使用する通常パティの約1.5倍。特製デミグラスソース(トマトデミソース)には、国内の協力農家で農薬を化学肥料にできるだけ頼らずに栽培された「モスの生野菜」のトマト、たまねぎを使用。モスの生野菜で生産された野菜を、ハンバーガーのソースとして使用するのは、同社では初めて。

 日本マクドナルドでは11月に、通常の2.5倍のパティを使用している「クォーターパウンダー」を発売。またロッテリアでも11月に、国産じゃがいもを使った「産直まるごとポテト」を販売している。モスフードサービスは主力のモスバーガーの売り上げが落ち込んでおり、同社の櫻田厚社長は「低価格品の開発が必要」との方針を掲げた。とびきりハンバーグサンドについて「“特別感”をなくし、400円前後のお手頃な価格を設定した」(同社)としている。

とびきりハンバーグサンド(左)、とびきりチーズハンバーグサンド(右、出典:モスフードサービス)

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