日産自動車のブースでは、電気自動車(EV)が参考出品されている。モデル名は「EV-01」、8月に公開した実験車両だ(参照記事)。
同社では電気自動車を2010年から日米市場に投入する予定。EV-01は「CUBE(キューブ)」をベースにしているが、2010年に販売するEVはキューブがベースではなく、新設計の車両になる見込みだという。
EV-01は、200ボルトの電源で1晩かけて充電する。現在の航続距離は明らかにしていないが、「開発目標は120キロメートル。市販時にはこの目標に近いところで出したい」(広報)と話している。
富士重工業のブースでは、「プラグイン ステラ コンセプト」の車両が展示されている。軽自動車「ステラ」をベースに作られたEVで、100ボルトの家庭用電源で8時間かけて充電するほか、給油口からの急速充電も行える(10〜15分で80%の充電が可能)。充電1回あたりの航続距離は約80キロメートルとなっている。
プラグイン ステラ コンセプトは7月に開かれた北海道洞爺湖サミットに5台提供されたほか、現在は郵便事業が三菱自動車の「iMiEV」(アイミーブ、参照記事)とともに営業業務用車両・集配業務用車両として利用する実証実験を行っている最中だ。
市販化も見据えており、販売目標は2009年に100台。400万円と高価なこともあり、自治体・企業などに限定して販売する方針だ※。
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