新築VS.中古はどちらが便利?――暮らしの便利度で比べてみる4-3.住まいの選択、完全理解!(2/3 ページ)

» 2008年12月19日 11時45分 公開
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人気のエリアと暮らしやすい環境が手に入る「中古」

 住みたいエリアを絞り込んだ時、希望のエリア内での物件数は、新築マンションに比べ中古マンションの方が圧倒的に多いはずです。住宅を購入する際には、予算に上限がある人がほとんど。「広さ」を考えた場合、同じ広さなら新築より価格が安い、価格が同じなら新築より広い物件を選べるのが、中古マンションの魅力です。

 東京都が行った「都心と郊外のどちらに住みたいか」というアンケートでは、「都心に住みたい」が36.1%、「どちらかといえば都心に住みたい」が16.9%で、過半数は交通や買い物の便が良い都心を希望していることが分かります。しかし、都心部などの好立地で人気の高いエリアの場合、新築を建てる土地の余裕がないことが多くあります。しかし、すでに建っている中古物件、特に中古マンションなら物件を見つけられる可能性は高いです。利便性や広さ、価格など、これだけは譲れないという条件がある時は中古が有利といえるでしょう。

 また、実際に物件を確認できるため、気になる部分を具体的に確認できる点も大きなメリットです。実際の住み心地や周辺環境の良い面・悪い面などを、周囲の人に事前に聞くこともできます。その際には、聞くだけではなく、共有部分の利用状況を実際に見ておきたいものです。マンション玄関や廊下、ゴミ置き場などは住民のマナー意識が現れるところ。物件価格に反映されにくい本質的な物件価値を、購入前の比較検討材料として加えておきましょう。

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