コラム
» 2009年04月10日 07時00分 公開

なぜ名古屋人は「なんでも鑑定団」がお気に入りなのか?(2/2 ページ)

[中村修治,INSIGHT NOW!]
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なぜ名古屋人は『開運! なんでも鑑定団』が好きなのか?

 名古屋人にとって『開運! なんでも鑑定団』は、まさに「お値打ち」な番組なわけである。名古屋人のビジネスを語るサイト「NAGOYA ビジネス極意ブログ」には、こんな表記がある。

 「名古屋では、海外ブランドの代名詞とも言える『ルイ・ヴィトン』が人気。その中でも、誰が見てもひと目でそれと分かるようなロゴマーク入りの定番モノグラムが大人気だという。これは『他の人と一緒でなくては、どうにも居心地が悪い』という名古屋人気質によるところが大きいと言えます。それさえ持っていれば、人並み=安心という図式が名古屋では成り立っており、ほかの人から『ルイ・ヴィトン』と気付いてもらえなければ、高いお金を出してまで買った意義がないと考えてしまうのです。逆に言えば、それと気付いてもらえれば、リサイクルショップで購入したものでも構わないのです。すなわち『お値打ち』感がグッと強くなります。このように、名古屋のビジネスを制するにはまず、この『お値打ち』感を強く意識させることが重要であると言えます」

 「人並み」「お値打ち」=大衆が大好きなことを考える。それが、名古屋ビジネスであり、発展途上国へ拡大して行くであろう21世紀型ビジネスの極意が、『開運! なんでも鑑定団』好きの名古屋には、あるというのだ。

 「自己評価」が「正当な評価」より高いほど、その参加している素人さんがエンターティナーとなる構造がある『開運! なんでも鑑定団』。それこそ、コストパフォーマンスである。お値打ちの「お宝」を見るふりをして、一番「コストパフォーマンス」の高い素人さんを発見し、笑うことができる。それこそが、人間の、明日への糧なのである。

 『開運! なんでも鑑定団』は名古屋ビジネス的にも、「お値打ちな番組」なのである。(中村修治)

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