1人暮らしのビジネスパーソン、家賃が負担になっている理由

» 2009年04月23日 14時42分 公開
[Business Media 誠]

 現在1人暮らしをしているビジネスパーソンで、家賃が負担だと感じている人はどのくらいいるのだろうか。現在の収入に対して「家賃が負担」と答えた女性は69.3%、男性は54.2%に達していることが、ネクストと毎日コミュニケーションズの調査で分かった。

 負担に感じている理由を聞いたところ、「趣味や遊びに使うお金が以前より増えた」が最も多く38.8%、次いで「資格や語学の勉強を始めて負担が重くなった」(17.2%)、「家賃補助や家賃手当てなどの社内補助が減った、なくなった」(16.4%)という結果に。

家賃が負担になっている理由

 一般的に家賃の目安は「収入の3分の1」と言われている。「家賃が負担」という人の家賃の平均割合を調べたところ、目安である「収入の3分の1」を超えていた。一方「現在の家賃でちょうど良い」と思っている人では、同28%ほど。「『収入の3割未満程度』を1つの目安にしておけば職場環境などによる収入の変化、または支出額の思わぬ増加にも対応できるだろう」(ネクスト)としている。

 インターネットによる調査で、20代の社会人1000人が回答した。調査期間は3月18日から3月31日まで。

自炊率と弁当持参率

 家賃とともに、毎月必ず出費として出ていくものといえば「光熱費」と「食費」。外食費を抑えるために弁当を持参しているビジネスパーソンが増えているというが、1人暮らしの人の自炊率、弁当持参率はどのくらいなのだろうか。

 女性の34.3%、男性の31.9%が「ほぼ毎日自炊をしている」と回答。また「平日も週の半分以上は自炊している」の回答を合わせると、女性では68.6%、男性では59.7%のビジネスパーソンが日常的に自炊をしていることが分かった。

社会人の自炊率

 弁当の持参率はどのくらいだろうか。女性の32.9%は「ほぼ毎日」または「週の半分以上」弁当を自分で作って持っていると回答したが、男性は同18.0%にとどまった。しかし「時間がある時のみ」という回答を含めると、男性の27.7%が弁当を持参しているようだ。

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