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日経平均 | 9451.39円 | △12.62円 |
売買高 | 22億4161万株 | − |
日経平均先物 | 9450円 | △20円 |
売買代金 | 1兆4764億円 | − |
TOPIX | 895.59 | △2.74 |
値上がり銘柄 | 942銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 385.60 | △10.07 |
値下がり銘柄 | 621銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1095.64円 | △3.76円 |
変わらず | 140銘柄 | − |
騰落レシオ | 100.93% | △0.25% |
米国株の大幅下落にも関わらず円安を好感して底堅い堅調な展開
米国株が大幅下落となったことや昨日節目と見られる9500円水準を抜け切れなかったことからの反動もあって、売り先行となりました。ただ、米国市場の下落の割にはADR(米預託証券)やCME(シカゴ市場)の日経平均先物が底堅かったことや、円安となったことに加え、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたことなどから、寄り付きの売りが一巡した後は切り返し、底堅い堅調な展開となりました。一時、昨日の終値上回るなどハイテク銘柄の一角、ねがさの輸出関連銘柄を中心に堅調となるものが目立ちました。米半導体株が堅調であったことから買戻しも入ったようです。
後場はいったん売り先行で始まったものの、底堅さが確認され、為替が一段と円安に振れ、先物にまとまった買いが入ると昨日の高値水準、節目と見られる9500円の水準を窺うような堅調な展開となりました。昨日まで戻り相場をけん引した内需関連銘柄には利益確定売りや見切り売りに押されるものも多かったのですが、値がさ輸出関連銘柄が指数を押し上げ、堅調となりました。さすがに、米国景気も気になるところで、最後まで買い上がるような動きにはならず、上値も重くなりましたが、米国株安の割りに、指数は堅調となりました。
小型銘柄も堅調なものが多く、東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均も堅調となりました。先物はまとまった買いは散発的に見られ、指数を押し上げる場面もありましたが、9500円水準を買い上がる動きは少なく、底堅さを確認してのまとまった買戻しが入る場面でもしっかりと売りが出るという状況で上値も限定的となっていました。
昨日の高値を若干上回る場面はあったのですが、ほぼ同じ水準でまたしても5月11日の高値を抜け切れませんでした。強含みではあるのですが、やはり抜けきるためには「もう一つ」材料が欲しいということでしょう。今晩の米国市場で耐久財受注や新規失業保険申請件数、住宅指標などで好転が見られ、また、長期金利の上昇が一服となり米国株が大幅高になるようであれば、明日は週末の買戻しも期待されて上に抜けて来るのでしょう。逆に米国株が軟調となるようであれば、戻り高値を抜けきれないことを確認するようなことになりそうです。
寄り付きは軟調となって昨日の「ダブルトップ」での高値をつけたと思われましたが、しっかりと切り返したことで上に抜ける可能性も出てきました。ただ、上値が重いのですが、「最後の抱き線」と言われるような陽線であり、しかも昨日との「毛抜き天井」、そして5月11日との「ダブルトップ」でRSIもストキャスティックスも高値圏にあるという状況であり、米国市場次第ではあるのかもしれませんが、うまく循環物色の中で上昇していると言ってもここでいったん調整となる可能性も高いのではないかと思います。
昨日の高値を抜け切れず、「毛抜き天井」となる可能性も出てきました。明日軟調となるようであれば、また下値を確認することになるのでしょう。ストキャスティックスもRSIも高値圏にあるのですが上値余地もあり、過熱感がそれほど強いということでもないのですが、少なくとも売られすぎということはなく、昨日、今日の高値を抜け切れるのかどうか、明日抜けきれないと調整となるのではないかと思います。
下値は1月高値水準や3月安値水準で確認できた格好となりました。ただ、上値は上昇しながらも雲に押さえらる形であり、もうしばらくは戻るのでしょうが引き続き上値の重い状況には変わりないものと思います。ただ、方向としてはいったん底入れとなったと見てもいいのでしょう。
円安を好感する動きで底堅いが物色対象は広がらず
ハイブリッド車などに使うリチウムイオン電池向け電極材料事業に参入すると新聞で報じられ、好感する買いが入り、昨日までコスト増加などを嫌気して売られ、安値圏にあったこともあり、大幅高となりました。
米大手自動車会社の破綻が取りざたされ、回収不能債権が懸念されましたが、為替が円安に振れたことやある程度織り込まれていたところで悪材料出尽くし感から大幅高となりました。
割安感などが取りざたされ、内需関連銘柄を物色する相場のなかで、前日までの戻り相場をけん引したことの反動やタバコ税の増税が取りざたされて大幅下落となりました。
米国債が売られ、長期金利が上昇したことなどから米国での金融不安が再燃、日本でも金融不安が取りざたされる懸念から売りが先行、軟調となりました。
ここのところの相場の戻りの反動に加え、外資系証券が投資判断を引き下げたことを嫌気して売られ、先物主導で相場が戻す中、堅調となる場面もありましたが、結局は目先筋の手仕舞い売りもあって軟調となりました。
米国での金融不安に加え、戻り相場をけん引した内需関連銘柄への利益確定売り、戻り売りがかさみ、軟調となりました。
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