アウディに乗れるカーシェアリング――泉ガーデンで7月下旬から

» 2009年06月22日 18時22分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 アウディ ジャパンとアウディ ファイナンシャル サービス、住友不動産は6月22日、7月下旬をめどに、東京都港区の泉ガーデンでカーシェアリングサービス「アウディプレミアムカーシェアリング」を開始すると発表した。カーシェアリングとは数台のクルマを複数の会員が共同で利用するサービスで、「高級車のみのカーシェアリングは日本初の試み」(アウディ ジャパン)という。

 アウディ ジャパンのドミニク・ベッシュ社長は「アウディブランドの認知度は、日本ではまだ低い。カーシェアリングを利用してもらうことで、アウディのクルマのクオリティの高さを体感してもらえるだろう。また、日本ではこれまでプレミアムカーのカーシェアリングは存在しなかった。そのため、これは新しいことに挑戦し続けるアウディにふさわしい事業だ」とコメントした。

ドミニク・ベッシュ社長(中央)

利用できるクルマは3車種

 アウディプレミアムカーシェアリングで利用できる車は、2ドア4シータータイプのクーペ「アウディA5 2.0TFSI クワトロ」、ステーションワゴン「アウディA6 アバント2.8 FSI クワトロ(参照リンク)」、オープンタイプのスポーツカー「アウディTT ロードスター」の3台。「顧客の反応によっては、車種を変更することも考えている」(ドミニク・ベッシュ社長)

アウディA5 2.0TFSI クワトロ(左)、アウディA6 アバント2.8 FSI クワトロ(中央)、アウディTT ロードスター(右)

 サービスを利用できるのは泉ガーデンレジデンスまたはオフィス入居者のみで、「アウディプレミアムカーシェアリング」の会員となることが必要。入会金は1万500円、クルマを利用するためのICカードの発行手数料は2100円、月額基本料金は5250円。利用料金は時間と距離から算出され、時間は15分当たり500〜700円、距離は1キロ当たり40〜50円。シェアするのが高級車とあって、オリックスのカーシェアリングサービス(参照リンク)に比べると倍近い価格となっている。

 PCまたは携帯電話から予約して、ICカードでクルマのロックを解除し、返却後に料金をクレジットカードで決済する。「返却が遅れるといったトラブルの際には予備のクルマで対応する」(ドミニク・ベッシュ社長)

料金表

 住友不動産は、泉ガーデンレジデンスを始め高級賃貸マンション「ラ・トゥール」シリーズを都心で11棟、約1000戸展開しており、外国人エグゼクティブ、経営者層、医者、弁護士などの富裕層がターゲット。同社では「今後2年間で同シリーズをさらに約1000戸供給し、その中で他社と差別化するために高級車のカーシェアリングを提供していく」とコメントしている。

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