企業の採用担当者は、履歴書からどのようなことを判断しているのだろうか。応募者を評価する際、プラスに働くことを聞いたところ「文字の丁寧さ」(91.2%)が最も多いことが、アイデムの調査で分かった。このほか「文字の美しさ」(75.5%)、「手書きであること」(54.6%)と続いた。
一方、マイナス評価が高かったのは「使いまわしと感じる履歴書」(89.3%)、「転職回数が多いこと」(84.3%)、「修正液の使用による書き直し」(78.5%)、「職務経歴の空白期間」(70.1%)、「スナップ写真の使用」(69.0%)という結果に。ちなみに「影響しない」の回答が多かったのは「『同校』『同社』などの省略表現」(75.8%)や「ワード・エクセルで作成されている」(62.7%)だった。
企業の採用担当者は、履歴書からどのようなことを判断しているのだろうか。最も多かったのは「応募者の一般常識の度合い」で65.3%。次いで「応募者の入社意欲の強さ」(57.4%)、「応募者の人柄」(55.8%)、「応募者の実務能力」(47.1%)と続いた。「ほぼ指定されたことを記入するだけの履歴書だが、担当者はそこから多くの情報を読み取っているようだ」(アイデム)
企業の採用担当者1416人が回答した。調査期間は4月17日から5月1日まで。
採用または不採用と判断する際、どのようなことが影響しているのだろうか。多くの採用担当者が“影響する”と回答したのは「面接時の質疑応答の際の受け答えの様子」(98.0%)だった。
「面接時の第一印象」(95.1%)や「来社時の受付での様子」(90.4%)、「電話での問い合わせ時の応対の様子」(88.8%)といった印象面に関することが、「志望動機」(80.8%)や「前職の退職理由」(78.2%)、「これまでの職務経歴」(74.7%)などの内容面に関することを上回った。「採用全般を通して採用担当者は、印象面での評価を重視する傾向にあることが分かった」(アイデム)
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