ディフェンシブ銘柄、内需関連銘柄を物色か
ハイブリッド車などのエコカーに不可欠なレアアース(希土類)の開発事業に乗り出す。住友商事はカザフスタンでウラン鉱石からレアアースを取り出す事業に参入する。豊田通商は今後5年間で鉱山開発などに400億円を投じる。中国以外の調達先を確保し、日本の自動車メーカーに安定供給する狙い。
造船大手が新型の液化天然ガス(LNG)輸送船を開発した。三菱重工は船上に並ぶ4つの球状タンクをまとめて覆う「サヤエンドウ型」のカバーを採用し、燃費消費量を3割減らし、従来型に比べ強度を高めた新型船を、IHIはタンクを箱型にし、船体が同じ大きさの場合球状タンクに比べて2割程度積載量を増やせる新型船をそれぞれ開発した。
工場やゴミ焼却施設で発生する余剰蒸気を使う小型発電機の海外販売に乗り出した。韓国社と組み、同国のゴミ焼却施設向けにこのほど納入。中国でも市場調査に着手し、企業や自治体の省エネ需要をアジアで掘り起こす。
カプコンは主力ゲームソフトの開発・販売で任天堂との関係を強化する。これまで主力ゲームの大半が他社のゲーム機向けだったが、任天堂の据え置き型ゲーム機の6月末時点での世界での累計販売台数は約5200万台に達し、主力ゲームを効率的に販売する上で関係強化が欠かせないと判断した。
サッポロは飲料大手のポッカコーポレーションと資本業務提携する。ポッカに約2割出資している明治HDを含めて3社連合を形成、商品の相互供給や開発などで広範に協力し内外市場を共同開拓する方針。
マレーシアで建設を予定している多結晶シリコンの新工場への設備投資額を当初計画から3割上積みする。多結晶シリコンが原料に使われている太陽電池の需要が中長期的に拡大することに対応、2013年の運転開始を目指す。
売り 2260万株
買い 2710万株
(金額ベースも買い越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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