出遅れ内需銘柄を中心に物色か
国内新車総販売台数が2009年度に4年ぶりにプラスに転じる可能性が出てきた。ハイブリッド車の好調でトヨタとホンダが販売計画を上方修正した。政府のエコカー減税や買い替え補助金の効果が出始めた形で、国内生産や雇用にも影響が波及しそうだ。
穀物の乾燥設備の施工などを手掛ける施設設置事業で、2009年度の売上高の目標を年度初めの見込みから75%引き上げた。政府の農業振興策などの効果で需要が見込みよりも高まると判断した。
従来型の低分子医薬品で、最新の抗体薬と同様の効果を持つ抗がん剤の開発に着手した。すでに米国で臨床試験(治験)を行っており、2010年代後半に実用化したい考え。
太陽熱発電設備の事業に参入する。太陽光を鏡で反射して熱エネルギーを1カ所に集める中核装置の販売を2010年半ばに開始、蓄熱装置やタービンなど周辺機器と合わせて売上を確保し、その後発電所の一括受注も目指す。
中国で出店を拡大する。2014年までに大型店舗を5店開店し、総店舗数を10店に増やす。これにあわせ、年内にも中国事業を統括する持ち株会社を設立する方針で、高額品市場が伸びている中国を海外事業の柱に育てる。
アジア市場の開拓を加速するため、現地企業と提携する。国内はビックカメラ(3048)との提携を活かして販売テコ入れを進めており、海外でも現地企業との関係を強化してシェア拡大とともに中国やインド市場への参入を狙う。
売り 1550万株
買い 2140万株
(金額ベースは売り越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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