引き続き好調な経済指標や商品市況高を受けて大幅上昇清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年09月17日 08時24分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

目先的な材料に反応する展開か

シャープ(6753) 1050 △6

 省エネ性能と明るさなど画質を高めた液晶パネルを開発した。新技術でプラズマや次世代ディスプレーの有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)に対する優位性をアピールする。

三菱レ(3404) 316 △2

 炭素繊維を使った航空機向け複合材料の開発で、米複合材メーカーと提携する。複合材料の製造で優れた技術を持つ米社と組み、次世代航空機での採用を狙う。

JFEHD(5411) 3230 △30

 昨年末から休止中の川崎市の製鉄設備を10月にも再稼動させる。自動車向けや輸出の回復に対応したもので、来春には休止中の高炉2基のうち1基を再稼動できると見ている。

7&I−HD(3382) 2120 ▼25

 傘下のセブン−イレブン・ジャパンは中国国内での店舗網を拡大する。北京では年内にもフランチャイズチェーン(FC)展開を始める計画。日本国内のコンビニエンス市場が飽和状態となるなかで、中国の成長に期待する戦略。

キヤノン(7751) 3700 △150

 複写機やプリンターなど事務機の運用管理受託サービスを世界で本格展開する。今月からサービス内容を世界で統一し、グローバル企業などからの大型案件の獲得を急ぐ。印刷コストを減らしたい企業のニーズを開拓し、受託サービスを新たな収益源に育てる。

日 立(6501) 309 △2

 口座振替などの取引に伴う金融機関側の決済処理を従来の数十倍早く済ませられるシステムを発売する。複数の機器を束ねて1台の高性能機種のように扱う「グリッドコンピューティング」を改良、サーバーと外部記憶装置(ストレージ)の両方をそれぞれ複数台連動させ、高速処理を可能にしながら信頼性も高めた。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1280万株

買い  2260万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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