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» 2009年10月27日 16時02分 UPDATE

清水洋介の「日々是相場」夕刊:米国株安や金利上昇懸念から売りがかさみ大幅下落 (2/2)

[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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明日の相場雑感

 米国株安を受けて売り先行で始まり、買い気の乏しさを見て売り直されるという展開でした。昼の時間帯に発表になった海運株の決算も芳しいものではなく、相場の下支えにはならず、先行きの不透明感や金利上昇懸念から全く買い気に乏しいといった状況でした。好決算を発表した一部の銘柄は堅調となりましたが、出尽くし感から売られるものが散見されるなど持高調整の売りも見られ、ほぼ全面安となりました。

 さえない相場が続き資金の回転も鈍ってしまっているようで、損失確定の売りも出ているようです。「見切り千両」と言うことが生かされてしまいそうです。「損切り」が大切、と言うことはよく言われることで誰もが頭ではわかっていると思います。実際に「あそこで売っておけば・・・」などということも良くあることです。ただ、一番難しいのは「損切り」のタイミング、値幅ではないかと思います。

 実際にトレードをしていて損切りが出来ない人、うまく行かない人が多いのではないかと思います。利益を出す場合は「儲けそこなった」と言う意識で対処できるのですが、損を出すということと利益が出るということは天と地ほどの差があるような気がしてしまうのです。ただ、良く考えてみると、例えば1円儲けて売って、その後で10円を損し、その後20円を儲けるとの、10円損をしてその後20円儲けるのでは1円しか違わないのです。

 損切りのタイミングを「○○円下がったら」とか「××円を割り込んだら」とか「△%下がったら」と言うやり方が多く、実際にそのやり方でも良いと思います。ただ、「買った根拠」がなくなったら売るということを考えて置くといいでしょう。例えば、決算が好調そうだから、ということで買ったのであれば決算が芳しくなかったらすぐに売るべきでしょうし、この水準で下げ止まると思ったから、ということで買ったのであれば下げ止まらなかったら売れば良いのです。これは損切りに限らず、買う=持っている理由がなければ、売れば良い=持ってなければ良い、ということなのです。

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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