カラーコンサルタントRosa代表。大学時代から、ピアノ講師・通訳・コンパニオン・モデルなどのタレント活動をしながら、インテリアやカラーや美容やマナーの学校に通い、資格を習得。その後各種サロンや美容スクール講師・派遣のマナー講師を経て、カラーコンサルタントRosaを起業。
2年に1度開催される東京モーターショーが11月4日に終わりました。今回は海外自動車メーカーからの参加も少なく、2年前に比べるとかなりの縮小ムードでした。また、エコカーが主流で、これまでショーの目玉であったスポーツカーが少ないのも印象的でした。
その中で、トヨタ自動車は新世代のスポーツカーとして、「FT-86」のコンセプトカーを出品していましたが、レスポンスによると、このクルマは「デザインコンセプトは鍛え抜かれた筋肉。ボディカラーは赤。トヨタのスポーツカーの再出発という意気込みで、いずれのクルマにもない赤を採用した」というコンセプトで作られたそうです。私も実際に拝見したのですが、少しピンクがかった赤という感じで、確かに今までにない赤だと思いました。
ところで、「スポーツカー=赤」というイメージを持たれている方は多いと思いますが、なぜなのでしょうか? それは色の持つ心理と関係しているのだと思われます。
赤は色の中でも一番エネルギーが強い色。パワーがあり、目的に向かってどんどん進んでいく色です。そのためほかの色に比べて、馬力があってスピードが出るイメージがあるのです。
しかも赤は男性的で力強い色。今回のように「鍛え抜かれた筋肉」を表したいときは、最適な色ですね。また赤は闘争本能をあおる色なので、レースなどにも向いている色なのです。
フェラーリやカウンタックなどの影響もあると思います。もともと欧州は国によってイメージカラーがあるので、イタリアのイメージカラーが赤であることから、「スポーツカー=赤」のイメージが定着したのかも知れません。
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