雇用の改善傾向が確認されて大幅高清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年11月06日 08時36分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
前のページへ 1|2       

本日の注目銘柄

業績回復が鮮明な銘柄を物色か

カシオ(6952) 649 ▼13 、 凸版印(7911) 773 ▼14

 薄型ディスプレーの有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)事業で提携する。価格競争が厳しい中小型の液晶ディスプレーを代替する商品として拡販するほか、薄型テレビなど大型への応用も探る。

第一三共(4568) 1746 ▼50

 開発中のインフルエンザ治療薬について来年秋に1000万人分の供給体制を整える。国内の工場に生産ライン導入、体制作りを急ぐ。年内にも国内で承認を申請する予定で、発売と同時に安定供給できるようにする。

メイコー(6787) 1815 △65

 中国にプリント基板の新工場を建設する。省エネ家電製品などに使うプリント基板を生産する方針で、中国など新興国を中心にデジタル家電や自動車の需要が回復、既存工場がフル稼働になってきたため生産能力を増強する。

エルピーダ(6665) 1244 ▼8

 台湾社と業務提携する。半導体メモリーDRAMの生産技術を供与するとともに生産を委託、生産規模はグループ全体で2割弱増える。同社は台湾当局が主導する別な台湾社とも提携交渉を進めているが今回は独自に提携、DRAM市況回復を背景に生産能力を拡充する。

NTT(9432) 3760 ▼10 、 角川GHD(9477) 2190 △30

 映像コンテンツのインターネット配信を手掛ける。利用者が携帯電話、パソコン、テレビのどの端末からでも視聴できるのが特徴で、2010年春から有料サービスを始める。

日立情(9741) 2850 ▼10 、 インフォマート(2492) 263800 △20100

 食品の情報システムを提供する新会社を設立する。ネットワーク経由でソフトの機能を提供する「クラウドコンピューティング」を活用して、食品メーカーから卸業者などへの商品情報の提供や商品の受発注が出来るシステムを構築する。将来は生活用品など他業種への提供にも領域を広げる。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  2020万株

買い  1590万株

(金額ベースは不明)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.