個人消費などの回復期待や好決算を受けて反発清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年11月16日 09時14分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

銀行株など増資懸念銘柄は下落か

丸 紅(8002) 468 ▼10

 中国で下水事業に参入すると正式発表した。大手下水処理会社に出資し、日本の水処理技術を導入する。丸紅は浄水事業に参画しており、中国での水ビジネスとしては2件目となる。

三洋電(6764) 171 △5

 欧州での太陽電池パネル生産能力を2010年夏に現在の1.9倍に引き上げる。また、ノートパソコンなどに使う小型の汎用リチウムイオン電池を多数内蔵した大容量・高電圧の電池システムを来年3月に発売する。

出光興産(5019) 6180 △100

 英領北海で油田を開発している住友商事(8053)の英子会社を買収した。これにより、出光の原油生産量は約2割増える。収益力が高い海外の油田開発事業を強化する。

マツモトキヨシ(3088) 2050 ▼30 、 ミドリ薬品(2718) 108500 ▼1000

 マツモトキヨシホールディングスはミドリ薬品の完全子会社化を目指し、TOB(株式公開買い付け)と株式交換を実施する。TOBの買い付け価格は1株8万円。TOB後には2010年4月付で株式交換を実施、ミドリ薬品1株にマツモトキヨシHD50株を割り当てる。

三菱重(7011) 307 ▼1

 火力発電所で使う大型蒸気タービンの生産能力を増強する。中長期的には電力会社が発電効率が高く、二酸化炭素(CO2)の排出量も少ない新型設備を導入する動きが世界で広がると判断した。

東ガス(9531) 336 ▼1

 管内の営業・サービス拠点すべてで、太陽光発電装置の販売を始めた。都市ガスを燃料に使う燃料電池の販売を強化中で、太陽光発電も取り扱うことで集客力を高め、燃料電池の拡販につなげる。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り   2150万株

買い  1720万株

(金額ベースはトントン越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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