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日経平均 | 9791.18円 | △20.87円 |
売買高 | 18億4482万株 | − |
日経平均先物 | 9800円 | △50円 |
売買代金 | 1兆1562億円 | − |
TOPIX | 860.42 | ▼6.38 |
値上がり銘柄 | 421銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 384.32 | ▼6.42 |
値下がり銘柄 | 1186銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1149.67円 | ▼14.43円 |
変わらず | 81銘柄 | − |
騰落レシオ | 77.84% | ▼2.54% |
GDPへの反応は鈍く、相変わらず方向感なく小動き
週末の米国市場は堅調、為替は若干円高に振れたものの落ち着いており、寄り付き前に発表された7−9月期GDP(国内総生産)も予想を大きく上回ったことから、買い先行となりました。銀行株や大手電機株などの大型増資が報道されたことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しと伝えられたこともあり、寄り付きの買いが一巡した後は上値の重い展開となりました。上値の重さが確認されると持高調整の売りに対する懸念もあって買い急ぐ動きは見られず、そうかと言って、買い気の乏しい中でも逆に売り急ぐ動きもなく、いつもの事ながら小動きとなりました。
後場に入るとこれもまたいつもの事ながら、方向感のない非常に狭い範囲での動きとなりました。寄り付きは先物を中心に買い優勢となり、前場の高値を窺うような堅調な始まりとなったのですが、寄り付きの買いが一巡した後は買いが続かず、上値の重さを改めて確認するような展開となり、上値の重さを嫌気した見切り売りと買戻しが交錯しながらのもみ合いとなりました。相変わらず持高調整の売りが出ているなかで、買い気に乏しい展開となって、最後まで方向感のない展開となりました。
小型銘柄は株式売り出しなどを嫌気する動きをきっかけにインターネット関連銘柄などを中心に、見切り売りがかさみ、買戻しが入り難い分大きな下げとなり、東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均と揃って大幅下落となりました。先物もまとまった売り買いは少なく、目先筋の処分売りや買戻しなどが散発的には見られる程度で大きく方向感を出すような動きはありませんでした。ヘッジ売りの買戻しが朝方見られた他は目先筋の売買が中心となっていたようです。
相変わらず方向感のない展開が続いています。好調な経済指標が発表になっても、オバマ大統領が来ても、全く反応が鈍くなっています。安心して買い持ちができないというようで、目先筋の売買やファンドの持高調整が中心となっており、腰の据わった買いも、先を期待した買いもほとんど見られない感じです。ただ、業績が回復傾向にある(あった?)ことは経済指標や個別企業の決算にも表れており、政策などに関係なく、業績の回復が今後も期待出来るような銘柄を物色する展開となって来るのではないかと思います。
遅行線は日々線を割り込みかけてきました。明日10000円を越えるような大幅高とならなければいったん調整となるものと思います。9700円で下げ止まるのか、9500円水準まで下落となるのか、と言うところですが、RSIは下げ足りないものの底値を固めるような動きとなり、ストキャスティックスも底値圏からの反発となっていることもあり、いずれにしても底堅さは見られ、調整となっても値幅は小さいものと思います。
5月に「窓」を空けて上昇となったところ、その5月に押し目をつけた水準、7月の安値水準、そして10月の安値水準がいずれ850〜860の水準となっており、今回もここの水準で止まりそうです。銀行株が下げ止まらないことにはこの指数も下げ止まらないのでしょうが、RSIもストキャスティックスも7月安値や10月安値をつけた水準まで下落しており、そろそろ反発も期待されます。
引き続き遅行線は日々線にサポートされて底堅く、日々線は雲に上値を押さえられてここから、どのように動いてくるかが注目されます。RSIもストキャスティックスも過熱感はないのですが、下値余地もあって、下振れする可能性もあり、今週半ばまで底堅い展開が続くのかどうかが注目されます。
予想を上回るGDPへの反応は鈍く軟調な銘柄が多い
先週末の国内大手証券に続き外資系証券がリストラを好感して投資判断を引き上げましたが、目先筋の見切り売りや国内市場特に公共事業の中止を嫌気する動きからさえない展開となりました。
9月までは海運指数の悪化から業績下振れ懸念が強まり、弱気な決算を発表したが、その後海運市況、特にバラ積み船の用船料が上昇、バルチック海運指数が大きく上昇したことを好感して買いが入り堅調な展開となりました。
両社とも大型の公募増資を行うと報じられ、株式価値の希薄化を嫌気する売りに押されて大幅安となりました。従来から言われていたことですが、改めて報道されたことや「増資ラッシュ」となっていることを嫌気した売りもかさんだものと思います。連れて、大手電機株や銀行株が軒並み軟調となりました。
2009年4−9月期決算を発表、従来予想から減益幅が縮小したことや液晶のバックライトにLED(発光ダイオード)を使用するLEDテレビの急速な普及を背景に、LED製造装置の業績への寄与が期待出来るとして、大手証券が投資判断と目標株価を引き上げたことかが好感され、「買える銘柄」として買いが集まりストップ高となりました。
政策に関係のない好業績銘柄ということや安心して買える銘柄ということで買いを集め、買いが入ることで値動きの良さを好感する買いがますます集まって、特に材料のない中で大幅高となりました。1社で日経平均を35円弱押し上げたことになります。
英領北海で石油を開発している会社を買収、原油生産量が約2割増加すると新聞で報じられたのですが、特に材料視されず、逆に米国での原油先物相場が下落したことを嫌気した売りに押されて軟調となりました。
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