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日経平均 | 9549.47円 | ▼127.33円 |
売買高 | 25億5825万株 | − |
日経平均先物 | 9550円 | ▼120円 |
売買代金 | 1兆4867億円 | − |
TOPIX | 837.71 | ▼12.35 |
値上がり銘柄 | 482銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 367.09 | ▼1.20 |
値下がり銘柄 | 1070銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1118.92円 | ▼6.49円 |
変わらず | 125銘柄 | − |
騰落レシオ | 68.75% | ▼0.34% |
政策「不振」と目先の需給に振らされて大幅下落
米国株は軟調ながらも底堅く、これまでの下落の反動もあって買い先行の始まりとなりました。ただ、増資ラッシュを嫌気する動きや政策の方向性が全く見えないこと、また、持高調整の売りが続いていることなど買わない理由は多く、寄り付きの買いが一巡した後は軟調となりました。いったん売りがかさむと、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も売り越し(金額ベースは買い越し)と伝えられたこともあり、一時大幅安となり、安値圏で前場の取引を終えました。
相変わらず買い気に乏しい展開の中、後場も売り先行で始まり、一時9500円という節目を割り込むまで売られる場面がありました。何が変わったということでもないのですが、戻りの鈍さや政策の混迷を嫌気する売りに押され、公募を嫌気する売りなどが見られると売りが売りを呼ぶ格好で売り急ぐ向きも多かったものと思います。さすがに最後は目先筋の買戻しなどもあり、下げ幅縮小となりましたが、相変わらず持高調整の売りも多いようで大幅下落となりました。政策の先行きが見えないだけに、好材料への反応は鈍く、悪材料に過大に反応してしまうようです。
小型銘柄も見切り売りが続き大幅下落となるものも多かったのですが、最後は見切り売りが一巡したところで小口の買いも入り、東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均は揃って軟調ながらも底堅い展開となりました。先物は散発的ではあるのですが、まとまった売りが見られ、買戻しを急ぐ動きよりはヘッジ売りなどもあって指数を下押す要因の一つとなる場面もありました。ただ、引けを意識する時間帯からは買戻しもあり、下げ幅縮小となりました。
何故これまで売られるのかよくわからないと言う声が多いようですが、為替が円高に振れたことを見ると、持高調整の売りに加え、「円キャリー取引」の解消なども見られたものと思います。やはり、政策の先行きが全く不透明で、国のお金を使えるのか使えないのか、何が出来るのか出来ないのか全く見えないことが買いを引っ込ませているようです。公募ラッシュも下落要因の一つではあるのでしょうが、これだけしっかりと業績が回復しているのですから、逆に相場がよければ難なく公募も消化できたものと思います。政策などに関係なく、しっかりと業績が回復している銘柄などは7月の安値の時と同じで、わけもわからなく売られた後は戻りを試す動きとなって来るものと思います。
10月の安値を割り込み下値を探る展開となっています。6月の安値が9500円水準であり、9500円の節目を確認して下げ渋りましたが戻りも鈍く、ここから底値固めとなるのかどうかが注目されるところです。RSIもストキャスティックスも底値圏に近く、移動平均線や基準線との乖離も大きく、そろそろ底をつけても良いと思います。
7月の安値を大きく割り込み、売りが加速されました。こうなると4月のもみ合いとなったところでのもみ合いとなるのか、あるいは5月に空けた「窓」を埋めたということで底入れとなるのかどうかと言うところです。RSIやストキャスティックスは底値圏にあり、今日の大幅下落が底値となる可能性もありそうです。
いっこうに下げ止まる雰囲気はなかったのですが、漸く底堅さが見られました。RSIもストキャスティックスも底値圏にあり、移動平均線や基準線からの乖離も大きく、いったん底堅さが見られると値ごろ感から買い急ぐ向きも現れて、しっかりと戻すことになるのでしょう。
引き続き材料に関係なく目先の需給で売られる銘柄が多い
一時、心理的な節目でもある100円を割り込みました。公共事業の中止の影響が今後は具体化され、収益低迷が続くのではないとの警戒感が強まり、見切り売りがかさんだものと思います。海外での収益回復期待もありましたが、地合いの悪さもあって売り急ぐ動きとなったものと思います。
三菱ケミカルHDが三菱レーヨンを買収することで最終合意したと新聞で報じられたことからTOB(株式公開買い付け)価格が現状の株価をを上回るとの思惑から先回り買いが入り大幅高となり、その後TOB価格が1株=380円と報じられてストップ高となりました。
DRAMの品薄感が強まり、大口取引価格がこの半月で一気に2割上昇したと新聞で報じられたこともあり、買い先行で始まったものの、持高調整の売りが続く中で買いは続かず、見切り売りがかさんで軟調となりました。今の地合いの悪さを如実に表したものとなりました。
新築住宅に対する固定資産税の減額措置延長が認めらない方針と伝えられ、住宅販売の減少につながるとの懸念から、住友不動産や東急不動産など、不動産株が軒並み売られました。
ここまで指数を下支えする要因となっていましたが、値動きの悪さを嫌気する動きや持高調整の売りに押されて大幅下落、今度は指数を押し下げる要因となりました。
海外で金価格など非鉄金属が堅調なことなどから収益上振れが期待出来ると新聞で報じられましたが、ある程度織り込まれていることに加え、持高調整の売りに押されるなど地合いの悪さを受けて上値の重い、あるいは軟調な展開となりました。
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