クリスマス商戦の出足が不調だが、信用不安が薄れたことなどから堅調清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年12月01日 08時28分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

持高調整で売られた銘柄の反騰に期待

日 立(6501) 234 △1 、 東 芝(6502) 458 △29

 東京電力(9501)が新設する太陽光発電所向けに、大規模な太陽光発電システムを受注した。電気事業用としては国内最大級で2011年度に運転を始める予定。今後も、電力各社が予定している太陽光発電所向けの設備を積極的に受注したいとしている。

塩野義(4507) 1862 △43

 10月に製造販売承認を申請していた抗インフルエンザ薬「ペラミビル」が厚生労働省の優先審査品目となった。新型インフルエンザへの効果もあると期待されており、緊急性が高いと判断された。

シャープ(6753) 988 △35

 テレビ用液晶パネルを生産する堺工場は、操業開始から1年となる2010年にもフル生産に入る方針。工場の稼働率を高めてコストを抑え、液晶テレビの価格競争力の向上を狙う。

NTN(6472) 326 △12

 2011年にもフランスで風力発電向けの軸受け(ベアリング)生産に乗り出す。風力発電向けを海外生産をするのは初めてだが、欧州には風力発電機メーカーの大手が集まっており、現地生産を通じて取引の拡大を狙う。

日立メデ(6910) 743 ▼19 、 日光電(6849) 1527 △28

 日立メディコは低価格の画像診断装置の生産を始め、日本光電は医療水準が高くない地域での使用を想定した生体情報モニターの新機種を開発し、来年にも現地生産するなど中国での生産を拡大する。成長期待が高い中国需要を取り込むと同時に、新興国への輸出もにらんだ生産体制を整える。

NTTドコモ(9437) 131000 △2000

 携帯電話の決済機能などを活用し、市街地で自転車を共同利用する事業に参入する。環境に配慮した新しい公共交通手段の普及に携帯電話を生かす取り組みで、電気自動車(EV)を使ったカーシェアリングにも応用する。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1290万株

買い  1380万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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