強弱感が対立し方向感のない展開清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年12月08日 08時28分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

円安メリット銘柄は一服で環境関連などを物色か

JSR(4185) 1829 △37 、 洋ゴム(5105) 161 △1

 JSRは自動車用タイヤなどに使う合成ゴムや関連製品を2010年1月1日納入分から値上げすると発表。東洋ゴムもこれらの原料値上げや先日のブリヂストン(5108)の値上げ表明を受けて米国で2010年1月1日から市販用の乗用車、小型トラック、とタック・バス及び建設車両用タイヤを対象として最大6%の値上げをする。

シャープ(6753) 1082 △3

 液晶パネルの製造工程で生じる廃棄ガラスを活用した機能性塗料を開発した。強度や耐熱性に優れ、発光ダイオード(LED)防犯灯などに使うと塗料の使用量を減らせるという。

川 重(7012) 231 △4

 ハイブリッド建設機械の市場に参入する。エンジンとキャパシタ(蓄電装置)を併用したホイールローダーを開発した。油圧ショベルなどに続き、建設機械や産業用車両でもハイブリッドの機種が拡大している。

住友化(4005) 377 △8

 年内に大分県で農業法人を設立する。今年5月の長野県に続いて2社目で、農薬・肥料の国内最大手の同社は、農産物の生産・販売まで一貫して手掛けて相乗効果を狙う。

NECエレ(6723) 651 △30

 電力メーター用の半導体事業を強化する。「スマートグリッド」をにらんで高度化が進む電力メーター用システムLSI(大規模集積回路)を開発、市場開拓を進める。

あすか薬(4514) 635 △7

 協和発酵バイオが手掛ける水産用飼料などの蓄水産事業を買収する。あすが製薬が現在手掛けているのは、畜産用薬が中心で、今回の買収で水産関連製品などに品揃えを広げる。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1960万株

買い  1660万株

(金額ベースも売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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