好調なクリスマス商戦を好感して堅調清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2009年12月29日 08時50分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

「年末モード」で総じて堅調な展開か

帝 人( 3401) 301 ▼ 4

 米デュポンとの共同出資会社は高機能な樹脂フィルム事業を強化する。ハイブリッド車や薄型ディスプレー向けの高付加価値品で、足元の需要増や将来の用途拡大に備える。

IUK(6321) 410 △10

 中国で立体駐車場の生産能力を倍増する。2010年度中に稼動する。新興国向け製品の輸出拠点とするほか、日本への部品供給も増やす。自動車が普及期に入った中国など新興国では、人口が集中する都市圏を中心に立体駐車場の需要が高まると判断した。

シャープ(6753) 1176 △25

 メキシコの販売子会社の営業を2010年1月1日から開始する。メキシコ国内ではこれまで同社は米国販売子会社の支店を置いていたが、メキシコ市場の拡大が見込めるため、現地子会社を設立した。

東 電(9501) 2365 ▼5

 柏崎刈羽原子力発電所7号機が最終検査に合格、2007年7月の新潟県中越沖地震で被災し、全号機能が停止して以来、約2年5カ月ぶりの運転再開となった。同様に年内の営業運転開始を目指していた6号機の営業運転は来年2月以降になる見通し。

日精工(6471) 689 △6

 自動車部品の電動パワーステアリング(EPS)を増産する。中国など国内外7拠点の生産能力を増強、2012年度に生産量を2.7倍に引き上げる。EPSは普及している油圧式のものに比べ、燃費を3〜5%改善でき、自動車メーカー各社が電動式の比率を高めていくのに対応する。

リロHLD(8876) 1290 △13

 来年2月に安価な航空チケットの手配を中心とした海外出張支援事業を手がける会社を買収する。景気低迷で会議出張コストを抑える企業が増えており、ニーズは十分にあると判断、収益の柱に育てる。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  540万株

買い  650万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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