利益確定売りで上値の重い展開か
2010年のハードディスク駆動装置(HDD)用精密小型モーターの出荷台数を2009年より2割強増やす方針。新興国を中心に低価格パソコンの市場が拡大するとみて、タイや中国の生産拠点を増強する。
2010年中にインドでの四輪車生産能力を今より1割引き上げる方針。販売店数も2011年末までに3割増の1000店体制を目指す。生産と販売の基盤を強化して、インド乗用車市場で5割のシェアを維持する狙い。
電子機器の省エネを促す「パワー半導体」を増産する。2010年10月までに中国の半導体生産会社で設備を増強し生産量を6割拡大する。国内拠点でも設備増強し、家電向け製品の生産量を倍増する。中国で増えているエアコン用の需要を取り込み、パワー半導体全体の売上高を1割以上伸ばす。
英国で次世代送電網(スマートグリッド)を構築する。現地の電力会社と協力し、日本碍子(5333)が製造するナトリウム硫黄(NAS)電池を使って送電網を安定させる基幹技術を提供する。現地の風力や波力発電所で作った電気を需要に合わせて調整する。
シンガポールで宅急便を始めた。生鮮品向けの冷蔵・冷凍対応の配送サービスも手がける。宅配便を海外で単独展開するのは初めてだが、シンガポールを拠点に周辺国に事業網を築く予定でマレーシアやタイなどにも進出する意向。
エンジンの冷却などに使う熱交換器の生産体制を世界で再編する。日本とスペインで2010年中に計2工場を閉鎖し、生産設備を中国とルーマニアの拠点に移管する。部品需要の大幅な回復が見込めない先進国では生産を縮小する一方で自動車市場の拡大が続く新興国では増産して需要増に対応する。
売り 1730万株
買い 2960万株
(金額ベースも買い越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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