注目された雇用統計は強弱感はなく、週末の買戻しで底堅く堅調清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年02月08日 08時44分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

好業績銘柄を見直す動きに

富士電HD(6504) 192 ▼10

 電力制御に使うパワー半導体の組み立て子会社3社を4月1日付で合併させる。各社の技術力を持ち寄り、電気自動車やハイブリッド車向け製品の開発を加速する。

パイオニア(6773) 375 ▼14 、 三菱電(6503) 737 ▼17

 両社は資本提携する。既に両社はカーナビゲーションシステムの開発で協力しているが、2009年度ないにも三菱電機がパイオニアに出資し、業務面でも提携を深める。ホンダ(7267)、三菱化学からも出資を受け入れ、財務基盤を強化し、技術力の強化を通じて主力のカーナビ事業などの収益力を高める。

三菱ケミHD(4188) 386 ▼5

 太陽電池世界最大手に出資、同社から調達した太陽電池を一体化した建材を4月に発売する。外壁や屋根材に薄い太陽電池を組み込んだ構造で、屋根の強度が低い店舗や屋上の設置スペースが小さい高層ビルの側面でも太陽光発電が可能になる。

日本コークス(3315) 100 ▼2 、 住友商(8053) 1018 ▼43

 リチウムイオン電池に使う」負極材の製造・販売を担う合弁会社を設立する。両社は電気自動車の普及に伴い大型のリチウムイオン電池の需要が高まると判断、日本コークスの製造ノウハウと住友商事の販売網を生かし、事業拡大を狙う。

ダイキン(6367) 3245 ▼215

 5月に店舗用エアコンを刷新する。主力機種全てで省エネルギー法が2015年度に求める基準を達成、更新の目安となる自社製品と比べて年間の二酸化炭素(CO2)排出量を最大8割削減する。省エネ性能で更新需要を取り込む。

清水建(1803) 339 ▼14

 企業が所有するビルや工場の省エネルギー対策を一括して請け負う事業を始める。4月に改正省エネルギー法が施行され、企業ごとに省エネ対策が求められるのに対応する。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1670万株

買い  1180万株

(金額ベースも売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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