社長が最も多く住む、人気の街は「東京都世田谷区」

» 2010年02月12日 12時18分 公開
[Business Media 誠]
(出典:東京商工リサーチ)

 社長が最も多く住む街はどこなのだろうか。東京商工リサーチの調査によると、東京の「世田谷区」(1.03%)、次いで「大田区」(0.76%)、「練馬区」(0.65%)であることが分かった。このほか「江戸川区」「足立区」「杉並区」「港区」と、ベスト10のうち7地区を東京23区が占めた。東京以外でランクインした街は「熊本県熊本市」「広島県福山市」「鹿児島県鹿児島市」の3地区。

 「熊本市は九州では福岡市、北九州市に続く人口68万人の市で、地理的に九州の中心に位置する。福山市は平成の大合併で近隣4町が合併、中国地方では4番目の人口を抱えている。鹿児島市は県人口3分の1が集中し、九州新幹線開通で職場への移動が容易になったことも一因とみられる。地方では中核都市に人口が集中するドーナツ化現象も背景にあるとみられる」(東京商工リサーチ)

 また資本金別で見てみると、5000万円〜1億円未満と1億円企業では「世田谷区」がトップ。次いで「港区」「杉並区」という結果に。ただ1000万円以上5000万円未満では「世田谷区」がトップだったが、2位は「大田区」、3位は「練馬区」だった。ちなみに資本金5000万円以上では東京が上位に顔を並べるが、横浜市青葉区と兵庫県西宮市も上位にランクインした。

 業歴が100年を超える企業は2万2507社あるが、老舗企業の社長はどの街に住んでいるのだろうか。最も多かったのは「世田谷区」(12人)。2位は「三重県津市」(11人)で、津市には酒造・醤油メーカー、呉服店などが多い。3位は「京都市中京区」(10人)で、島津製作所や任天堂など業界トップクラスの企業が存在している。

 東京商工リサーチの企業データベースの中から、同一社長が経営する企業を除いた108万6528社を対象に「社長の居住地」を調べた。

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