インドの利上げを嫌気し、欧州金融不安に振らされながらも底堅い堅調な展開清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年03月23日 09時00分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
前のページへ 1|2       

本日の注目銘柄

配当狙いの買いに注目

帝 人(3401) 287 △3

 山口大学と共同で、液晶テレビの重さを大幅に軽くする技術を開発した。大画面テレビの重さがこれまでの半分になるとみられ、壁掛けタイプの普及を後押しする。電機メーカーと組み、3年以内に液晶パネルの実用化を目指す。

NEC(6701) 264 ±0

 米スタンフォード大学などと共同で、生中継のテレビ映像でも専用回線を使わずインターネットでトラブルなく送信する技術を開発、実証実験に成功した。データの遅延や映像の乱れが致命傷となる放送や医療分野でも将来、低コストのインターネットが通信手段として利用できる目処がついたといい、2010年度中の実用化を目指す。

東 芝(6502) 450 △3

 米マイクロソフトの創業者で会長のビル・ゲイツ氏と組んで、次世代原子炉の開発に乗り出す。同士が資金支援する米原子力ベンチャーが開発中の新型炉に東芝の技術を融合、核燃料を交換せずに最長100年間の連続運転を実現できるという。

パラマウント(7960) 1773 ▼3

 年内にもタイに生産・販売拠点を設け、タイ市場に本格的に参入する。新興国でも高齢者が増加し、医療用ベッドの需要も増えると見ており、市場開拓に取り組む。

フジクラ(5803) 510 △3

 2012年度にもコネクターなど光回線向け部品を製造するベトナム工場の生産能力を2倍に増強する。米国を中心に企業とデータセンターなどを結ぶ光回線の大容量化が進んでおり、関連部品の需要が高まると判断した。

日立造(7004) 136 ±0

 ガスタービン発電設備で中国市場に参入する。現地企業と営業・保守業務で提携したほか、タービンの調達元である英社との間で、販売国を日本から中国に拡大する取り決めを結んだ。現地では工場向けの発電設備需要が高まっており、成長市場で収益源の確保を期待する。(日経産業)

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1340万株

買い  1930万株

(金額ベースも79億円買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.