就活生が、“働きたいなあ”と感じている業種とは

» 2010年03月30日 18時24分 公開
[Business Media 誠]

 2011年4月に新社会人として働く予定の学生は、どの業種を希望しているのだろうか。希望する企業の業種を聞いたところ「メーカー・製造業」(30.4%)が最も多く、次いで「公務員・団体職員など」(19.8%)、「飲食・サービス業など」(16.8%)、「ソフトウェア・情報処理」(15.8%)であることが、ライフネット生命保険の調査で分かった。逆に希望する人が少なかったのは「農林・水産業」(4.4%)、「官公庁」(5.7%)、「運輸業」(5.9%)だった。

(出典:ライフネット生命保険)

 またどのような企業に就職したいですか、と聞いたところ「働きたい環境・業界であること」(55.6%)と回答した人が最も多かった。このほか「やりたい業種に就けること」(51.3%)、「社風が自分に合うこと」(43.5%)、「福利厚生が充実していること」「(財務内容などが)安定している、(倒産リスクのない)企業であること」(いずれも35.0%)という結果に。

 一方「従業員数が多いこと」(3.1%)や「グループ会社などがたくさんあり、規模が大きいこと」(4.2%)、「社会貢献やCSR活動に力を入れている企業であること」(7.3%)と答えた人は少なかった。

「内定取り消し」を恐怖に感じている人は9割

 どんな会社に入っても最低3年は勤めよう、と思っている人はどのくらいいるのだろうか。全体の82.2%は「最低3年は勤めようと思っている」と回答。また「できれば定年まで働ける企業に就職したい」と答えた人は80.4%にも達した。一方「上司や同僚に恵まれなかったらすぐに辞めてもいいと思う」とした人は23.4%にとどまった。「2011年卒の就活生は定年まで働ける企業に勤め、転職はあまり考えず、安定志向であるという傾向がうかがえた」(ライフネット生命保険)

 「内定取り消し」を恐怖に感じている人はどのくらいいるのだろうか。「恐怖だと思う」と答えた人は90.8%。また「(内定取り消しは)場合・状況によって仕方がないと思う」と答えた人は27.2%にとどまった。

(出典:ライフネット生命保険)

 インターネットによる調査で、2011年4月に就職を予定している1000人が回答した。調査期間は2月25日から3月2日まで。

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