景気回復を織り込みながらも高値警戒感もあってまちまちの展開清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年04月07日 08時46分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
前のページへ 1|2       

本日の注目銘柄

好業績出遅れ銘柄を物色

エルピーダ(6665) 1964 ▼11

 携帯情報端末向けに消費電力が従来比で3割ほど少ないDRAMを2011年前半にも生産する。市場が伸びている携帯端末向けDRAMでも大容量化技術で先行し、シェア拡大を狙う。

三井造(7003) 236 ▼1

 東京大学と2011年度にも波力発電の実証実験を始める。東京都も海域の利用などを調整する組織を立ち上げ、協力する。海に関連した環境対応型エネルギーの実用化を官民連携で目指す。

ヤマハ(7951) 1247 ▼23

 中国をはじめ新興国市場の開拓を柱とした経営3カ年計画をまとめた。中国内陸部などに音楽教室を展開して需要を創出し、低価格の現地モデルも拡充する。

資生堂(4911) 2036 ▼14

 モンゴルで化粧品を売り出す。現地代理店を通じ、世界戦略ブランドなどを扱う。モンゴルの都市部では化粧品が普及し、欧米メーカーの高価格帯商品も好調なことから市場開拓に乗り出す。

カッパ・クリエ(7421) 1893 △47

 回転寿司で韓国に進出する。食文化の似た韓国は市場開拓の余地が大きいと見て、2012年2月期から本格的な店舗展開をする方針。

NTN(6472) 438 △4

 米国で自動車部品向けの設備投資を約1年半ぶりに再開する。需要回復に伴い投資再開を決めたもので、早期に生産量を増やし、完成車メーカーへの供給を拡大する。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1880万株

買い  1910万株

(金額ベースも買い越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.