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日経平均 | 9639.72円 | △117.06円 |
売買高 | 23億9458万株 | − |
日経平均先物 | 9650円 | △160円 |
売買代金 | 1兆6846億円 | − |
TOPIX | 869.89 | △10.89 |
値上がり銘柄 | 953銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 398.11 | △19.21 |
値下がり銘柄 | 607銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1243.96円 | △6.40円 |
変わらず | 114銘柄 | − |
騰落レシオ | 67.36% | △4.40% |
景気回復、世界経済の拡大が確認され、売られ過ぎの修正もあって大幅高
米国市場が軟調、為替も円高ということもあり、売り先行となりました。先物を筆頭に売り気配から始まるものが見られるなど大きな下げとなりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しながらもほぼ売り買い拮抗となったことや円高一服となったことから、寄り付きの売りが一巡した後は底堅さも見られました。底堅さが見られたものの戻りの鈍さも見られたのですが、一方で持高調整の売りも一巡となった感もあり、上値が重いながらも下げ幅縮小して前場の取引を終えました。
後場に入ってからは買い先行となり、寄付きから堅調な始まりとなりました。いったん底堅さが確認されて戻ったことで目先筋の買戻しや値ごろ感からの買いが入り大幅高となりました。円高を嫌気して売られたハイテク銘柄などの輸出株や中国の金融引き締め懸念で売られていた機械株なども大きく戻すものも見られ、海外市場で商品相場がしっかりとしていたこともあって商社株や非鉄株なども買われて堅調なものが多く、電力株や医薬品株の一角はディフェンシブ銘柄として持高調整の売りに押されて軟調となるものもあったのですが、総じて堅調となりました。売り一巡感があったことで売られすぎ銘柄の修正となったものと思います。
小型銘柄も堅調なものが多く、昨日まで大きな下落となっていた東証マザーズ指数は大幅高となり、日経ジャスダック平均も堅調となりました。先物も寄り付きの売り一巡後はまとまった買いも見られ、指数を押し上げる展開となりました。後場に入ってからも上値の重さが確認されそうなところでまとまった買いが入り、指数を押し上げる場面も見られました。まとまった買戻しもあったのではないかと思います。
売られすぎと見られる指標がいくつか見られたことで、持高調整の売り一巡感が出ると一斉に買いが入るようです。ここで底入れとなるのかどうかまだまだ疑心暗鬼であり、海外株式市場や為替の動向などに振らされる場面もあるのでしょうが、欧州金融不安や金融規制強化、米国での金融規制や中国の金融引き締め懸念が景気を悪くさせるのか、逆に景気が良いからこうした悪材料を払拭することになるのかが注目されますが、経済の拡大、景気の好転は続いており、そろそろ売られ過ぎが気になるところということのようです。
寄り付きは安かったのですが、切り返し、「抱きの一本立ち」となって、「三川」とも捉えられる底値の形となりました。まだ、転換線を抜けるまでは底入れ確認とはいかないのですが、RSIもストキャスティックスも底値圏からの反発となっており、底入れとなった可能性もありそうです。すぐに戻らなくても底堅さは見られるのではないかと思います。
寄付きから高く、本日のような陽線となればもっと底入れ感も強まったのでしょうが、大きな陽線となったことで、底入れとなってもいいところです。RSIもストキャスティックスも底値圏となっており、反発が期待されます。
底堅さは見られるものの戻りません。RSIもストキャスティックスも下値余地はあり、まだ下値を試す場面があるのではないかと思います。遅行線は雲の下限にサポートされており、RSIやストキャスティックスが下がらなくても引き続き遅行線が雲の中での動きとなって強含みの展開となって来るのかもしれません。今日明日の動きでしっかりとしているようであれば、強含みに推移、軟調となるようであれば、再び下値を試すということなのでしょう。
機械株など新興国関連銘柄などを中心に堅調
大幅高となりました。昨日、次世代送電網(スマートグリッド)関連事業で、日立(6501)と提携すると発表、販路拡大などから収益拡大期待から買われました。
鋼材問屋など流通業者向けの薄鋼板のの販売価格を引き上げると新聞で報じられ、原料高の価格転嫁が進み収益改善が期待されることから買われ、売り先行で始まったものの堅調となりました。中国など新興国の経済拡大が続いているとOECD(経済協力開発機構)が発表したことも好感されたものと思います。
特に売られる材料があったわけでもないのですが、持高調整の売り買いが一巡となったと見られることから、これまで買われていたディフェンシブ銘柄などや売られる流れの中で軟調となりました。
輸出株が総じて堅調、大幅高となるなかで、売り先行で始まり上値の重い展開となりました。為替が円安に振れて堅調となりましたが、中国のストの影響で工場の操業が止まったことなども嫌気され、上値も限定的となりました。
持高調整の売りが続き寄り付きは売り先行となったものの、売り一巡後は切り返し、大幅高となりました。インドネシアで二輪車を増産と新聞で報じられ、新興国で成長戦略を進めることも評価されて買われました。
仏製薬大手と資本・業務提携し、後発薬の共同開発や販売に乗り出すと新聞で報じられ、9時30分まで売買停止となっていましたが、売買再開後は報道を好感する買いが入り大幅高となりました。
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