景気回復鈍化懸念が強まり、金融規制強化懸念もあって大幅下落清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年06月25日 08時46分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

内需株などの幕間つなぎか

トヨタ(7203) 3195 ▼ 25 、 富士重( 7270) 521 ▼ 8

 今秋にも資本提携先の富士重工に小型車をOEM(相手先ブランドによる生産)供給する。小型車の供給を国内生産の下支えにつなげ、工場稼働率を高める。

NEC(6701) 249 ▼ 1 、 三洋電(6764) 124 ▼4

 両社は医療機関が使う電子カルテの地域連携で提携する。NECなどが運営する電子カルテ連携支援サービスに、診療所向け電子カルテに強い三洋電機が参加、地域内の複数の医療機関で共有できるようにする。

電 通(4324) 2489 △2

 経営コンサルティング事業を強化する。マーケティング戦略の立案にかかわってきた共同出資会社を完全子会社化し、経営全般の立案に広げて収益機会を拡大。顧客を増やしてほんぎょうの広告事業への波及効果も狙う。

ベネッセHD(9783) 4005 △15

 主力の通信教育で中国事業を拡大する。従来の幼児向けに加えて就学児童向け口座を開始、営業拠点も大幅に増やす。日本での事業は少子化で大きな成長が見込めず、海外事業の主力に潜在需要の大きな中国を据える。

キリンHD(2503) 1179 △12

 飲料の容器の品質を点検する自動検査事業で海外進出する。新興国では従業員の目視に頼った品質検査が主流だが、消費者の品質への要求が高まってきたことから、海外での容器の検査事業に乗り出す。(日経産業)

東和薬品(4553) 5900 △50

 国内営業拠点を5割増やす。4月の調剤報酬改定を受けて、調剤薬局向けの後発薬販売が増えていることに対応。製品の安定供給と医療機関への情報提供の体制を強化し、他社との競争激化に備える。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  3020万株

買い  1280万株

(金額ベースも売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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