子どものいない共働き夫婦は、こんな家に住んでいる

» 2010年11月05日 08時00分 公開
[Business Media 誠]

 子どものいない共働き夫婦はどんな家を購入しているのだろうか。住宅形態ではマンション購入者(新築42.7%、中古16.4%)が多かったが、一戸建て購入者(新築23.9%、中古5.6%)の割合も高いことが、リクルートの調査で分かった。間取りは79.3%の人が「3K〜3LDKから4K〜4LDK」を購入。「将来、家族が増えることも見据えての結論のよう。また結婚をきっかけに住宅購入をする人が多いため、『新しい門出には新しい住居を』と考えているようだ」(リクルート)

 世帯年収別に見ると、年収が高くなればなるほど、新築マンションを購入する傾向がうかがえた。年収1000万円以上の人では54.5%が新築マンションを購入。年収が400万〜1000万円未満の人で見ると、年収が下がれば下がるほど、建売住宅の人が多い。「返済を考えた場合、年収が限られている人ほど、最初の住宅にできる限り長く住んでおきたいと思っているようだ」(リクルート)

住宅形態(年収別、出典:リクルート)

物件の購入価格

 物件の購入価格はいくらでしたか? この質問に対し「3000万〜4000万円未満」(33.4%)と答えた人が最も多かった。次いで「2000万〜3000万円未満」(28.8%)、「4000万〜5000万円未満」(15.8%)と続いた。

 やはり年収が高いほど物件価格が高くなる傾向があったが、年収600万円以上になると価格帯にバラツキがうかがえた。「購入可能な物件は年収で限られてしまうが、購入物件は必ずしも年収だけによらないことが分かった」(リクルート)

年収別に見る、物件の購入価格(出典:リクルート)

 2006年以降に住宅を購入した人で、20歳から49歳の子どものいない既婚男女464人が回答した。調査期間は9月28日〜9月30日まで。

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