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日経平均 | 9732.92 円 | △106.93円 |
売買高 | 16億6650万株 | − |
日経平均先物 | 9720円 | △70円 |
売買代金 | 1兆2142億円 | − |
TOPIX | 841.74 | △6.76 |
値上がり銘柄 | 1156銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 364.34 | △8.97 |
値下がり銘柄 | 384銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1153.57円 | △3.21円 |
変わらず | 120銘柄 | − |
騰落レシオ | 86.29% | △8.91% |
先週末の地合いを引き継ぎ、持高調整の売り買いのなかで指数は大幅高
週末の米国市場が堅調となったことや円安に振れたことが好感されて買い先行となりました。週末のヘッジ売りの買戻しもあり、上値の節目と見られる9700円水準まで上昇となり、総じて堅調な展開となりました。海外市場で商品相場が堅調、新興国での経済拡大も続いているとの見方から機械株の一角や非鉄株、商社株の一角が買われるなど堅調となりました。ただ、持高調整の売り買いも見られ、これまで大きく反発したものの中には軟調となるものも見られ、指数は小動きとなりました。
いつものことではあるのですが、後場に入ると引き続き値持ちは良いものの方向感のない展開となりました。銀行の増資発表もあり、金融株に軟調なものが見られ、為替も円高気味となる場面もあったのですが、朝方伝えられる外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も買い越しと伝えられていたこともあって、上値の重さや円高を嫌気して売り急ぐような動きも限定的であり、指数の値持ちも良かったものと思います。世界的な景気後退懸念が薄れていることもあり、為替の影響を特に取り沙汰することもなく、堅調な地合いが続きました。
小型銘柄も堅調なものが見られるのですが、主力銘柄に値動きの良い銘柄が見られる中で小口の買いや個別の決算動向で買われるものは見られますが、物色対象として新興市場の銘柄を探す動きとなっているようなこともなく、東証マザーズ指数は大幅高となりましたが、日経ジャスダック平均は小幅高に止まりました。先物は朝方はヘッジ売りの買戻しなども交えてまとまった買いも見られたのですが、前場後半からはまとまった売り買いも少なく、目先筋の売り買いが中心で方向感のない展開となりました。
相変わらず外部環境や決算動向に反応するというよりは指数絡みの目先の需給に振らされている感じです。為替も円高一服となったにも関わらず円安メリット銘柄が売られたり、同じ業種の中でも売り買いまちまちとなったり、好決算を発表しながら売られてしまったりと、指数は堅調なのですが方向感のないような、盛り上がりに欠けるような展開となっています。一段と円安に振れるような展開になれば、業績面からの割安感が強まり、指数は大きな上昇となるのでしょう。為替に動きがなければ、好決算にも反応しきれず、上値も限られ、目先の需給要因で指数が振らされる展開となりそうです。
9月や10月の戻り高値を抜けてきましたが上値も重くなっています。RSIはまだ上昇が続き上値余地もあるので強含みで推移しそうですが、ストキャスティックスは高値圏にあり上値も重くなって来るものと思います。「三役好転」となって強含みですがローソク足の形も「首吊り足」とまではいかないものの気迷いも見られ、明日の寄り付きが軟調となるといったん調整となる可能性もありそうです。
ようやく雲を抜けて遅行線も日々線を抜けかけて「三役好転」となりそうです。ストキャスティックスは高値圏にあるのですが、若干上値余地もあり、RSIは上昇が続いて上値余地もあり、雲にサポートされながら強含みの展開が続きそうです。ただ、ローソク足の形が「首吊り足」のような形となっており、明日の寄り付きが軟調となると雲に絡みながら杯柄調整となるのかもしれません。
まだ転換線も抜け切っていない感じですがRSIもストキャスティックスも底値圏からの上昇が続き上値余地も大きく、ここで転換線水準での底堅さが確認されれば基準線水準までは戻るものと思います。基準線を抜けてもまだRSIやストキャスティックスに上値余地があるような状況であれば、基準線をサポートに遅行線が日々線を抜けて「好転」して底入れ確認となりそうです。
円安が進まず上値の重い展開
決算発表を控えて好決算期待も根強く、堅調となりました。海外市場で非鉄金属など商品相場が堅調となっていることも業績上振れ要因として好感されて買われました。
先週末に2010年12月期の連結純利益見通しを従来予想から上昇修正したことが好感されて買われ大幅高となりました。価格下落が懸念された液晶テレビ向けのガラス基板が牽引役となったことが好感されました。
12月に始まる次世代携帯電話「LTE」サービスの通信料金が現行サービスから9%高い水準に抑えると新聞で報じられ、サービスの普及を優先する戦略が好感されて買われ堅調となりました。
主力銘柄が総じて堅調となるなかで、軟調となりました。先週末決算を発表、2010年1−9月期の業績は上振れとなったのですが、2010年12月期通期業績の従来予想を変更しなかったことが嫌気されて売られました。上方修正期待が強かったことや指数に絡む持高調整もあって軟調となりました。
先週末の引け後に2011年3月期の連結純利益見通しを発表、従来予想から半減となったことが嫌気されて売られ、大幅下落となりました。市場予想も大きく下回ったことも嫌気されました。
先週末に2010年4−9月期の業績を発表、営業利益などは市場の予想の範囲内となりましたが、液晶パネル需給の悪化による液晶パネル用マスクの需要減少などが懸念されるとの見方もあり、上振れ期待からの失望感もあって軟調となりました。
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