欧州金融不安の広がりを懸念して軟調清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

» 2010年11月29日 08時16分 公開
[清水洋介,リテラ・クレア証券]
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本日の注目銘柄

円安を好感する動きが見られるか

大和ハウス(1925) 944 ▼9

 中国で住宅開発事業を拡大する。中国での住宅開発は3カ所目だが、戸建住宅を手掛けるのは初めて、合弁ではなく単独で開発する。

村田製(6981) 5100 ▼90

 休止していた携帯電話部品工場を来年初めに稼働させることを決めた。2009年4月に休止したがスマートフォン(高機能携帯電話)向けに需要が増えていることから、稼働時期を3カ月前倒しする。

古河機(5715) 92 △1

 2012年をめどに産業機械をアジアで量産する。現在は建設機械のトラック搭載用クレーンなどを海外で生産しているが、資源開発案件の増加を受けて、ポンプ類のアジアでの需要拡大が期待できると判断した。

東 芝(6502) 424 △1

 ウラン採掘の過程で発生する副産物からレアアース(希土類)やレアメタル(希少金属)を回収する技術を開発した。2012年度中の実用化を目指す。また、モンゴルの会社とモンゴル国内のウランやレアアース(希土類)などを含む鉱物資源開発と社会インフラ整備で協力検討を始める。

住 金(5405) 206 △2

 インドの自動車用スチールホイール最大手に出資する。これまで、技術・開発支援にとどまっていた同社との関係強化により、拡大するインドの自動車需要の取り込みを進める。

ニチコン(6996) 1029 △10

 中国に電気をためる電子部品、コンデンサーの新工場を建設する。薄型テレビなどデジタル家電用の電源向けやエアコンの省電力化などで需要が増えているため、数量ベースで3割増産する。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1170万株

買い  1430万株

(金額ベースはやや売り越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


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