コラム
» 2010年12月02日 08時00分 公開

松田雅央の時事日想:社長命令は「サバイバルしてこい!」――あなたならどうする? (2/4)

[松田雅央,Business Media 誠]

(1)11月17日、ドイツのデ・メジエール連邦内相が臨時記者会見を開催し、ドイツにおけるテロの脅威があり、このために連邦及び州政府は必要な警備措置を講じている旨発表しました。

(2)上記発表によれば、2010年半ば以降、ドイツを含む欧州及び米国におけるアル・カーイダによるテロの実行計画が長期的に存在しているとの情報をドイツ政府は多数入手し、このようなテロ計画が実行される可能性があったことを確認した上で、今般入手した関連情報を踏まえ、ドイツはテロの脅威を巡って新たな状況に直面しているとして、具体的に以下の点に言及しています。

(3)つきましては、ドイツに渡航・滞在される方におかれては、テロの標的となりやすい場所(政府・警察関係施設、公共交通機関、観光施設、不特定多数が集まる場所など)を訪問する際には、周囲の状況に十分注意を払うなど慎重な行動をとるようにしてください。また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策を講じられるよう心掛けてください。さらに、緊急事態に備え、連絡手段を常時確保できるよう心がけてください。

※在ミュンヘン総領事館メールマガジン第85号より抜粋

 あなたならば、こういった状況でどのように行動するだろうか。メールマガジンにもある通り、大都市の空港や中央駅へはなるべく近寄らないのが基本。もっとも、用事がないのに空港や中央駅へ行く人はいないのだが……。

 ドイツ内に知人がいればその日の大まかな行動を伝えておくのも手だし、長期滞在者であればそれ以前に大使館や領事館へ在外居住者登録をしておく必要がある。海外で事件や事故が起きた場合、在外公館はまずこういった登録リストを使って安否の確認をするからだ。

 それでももしテロに巻き込まれた場合は警察当局の指示に従い、なるべく早く在外公館に連絡する。日本にいれば自動的に日本国民として保護の対象となるのだが海外ではそう簡単にいかず、常に日本国民であることを証明できるようにしていなければならない(具体的にはパスポートの携帯)。

 「予想され得る危険を避ける」「もしものことを考えた準備をする」「トラブルに巻き込まれたら被害を最小限にくいとめる」「事後処理を滞りなく済ませる」といったことが、この場合のサバイバルだ。堅苦しい書き方をすれば、ここで求められるのは危機管理能力と適切で柔軟な対応となる。

河川を警備するフランスの水上警察

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