コラム
» 2010年12月02日 08時00分 公開

松田雅央の時事日想:社長命令は「サバイバルしてこい!」――あなたならどうする? (3/4)

[松田雅央,Business Media 誠]

トラブルは日常茶飯事

 テロは特別としても、海外にいればトラブルのネタに困ることはない。

 例えば国境を越える際、輸入禁止品を持っていたため没収された。あるいは列車内で国境警察が巡回に来たが、パスポートをホテルに忘れてきたことに気付いた。国際列車の中で置き引きに遭い、駅の警察事務所へ届け出に行かなければならない、など。その国の言葉か英語で事情を説明し、なるべく不利にならないよう問題に決着をつけなければならない。

スイスとフランスの国境検問所

 これはアムステルダムのホテルに泊まったときの話。夜10時ころ、何となく煙の臭いがすると思ったら火災ベルが鳴り出し、手荷物だけ持って外へ避難したことがある。原因は隣の建物のボヤと分かり、駆けつけたハシゴ車が消火して1時間ほどで騒ぎは収まった。ホテルに被害はなく宿泊にも問題はなかったのだが、本当に恐ろしかったのはホテルの対応だった。

 こういった際、従業員は宿泊客がすべて避難したか確認する義務があると思うのだが、そういった対応は全くなし。耳の聞こえない人、あるいは睡眠薬を飲んでいて起きない人がいたかもしれない。騒ぎが収まった後もホテル側から「もう心配ありません」とか、何らかの説明があってよさそうなものだがそれもなし。そのいい加減さには少なからず驚かされたが、自分の身は自分で守るしかないという教訓を実感した一夜だった。

 大なり小なり降りかかる生活上のトラブルを自分で解決するのもサバイバル。実のところ、ドイツに15年住む筆者にとっても日々の生活それ自体がサバイバルだったりする。

筆者が遭遇したアムステルダムのボヤ

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