まぶしいくらい真っ白な空間のあちこちに浮遊しているのは「ホロウ」シリーズの作品たち。人体や物体そのものからは重力が失われ、オーラやエネルギーが体から放出するさまを可視化した彫刻だ。2009年にメゾンエルメスで行われた作品に、点数がかなり追加され、「幽体の知覚」の最後を締めくくる空間を作り上げた。
「痛覚」や「変容」をかたちにするというテーマから「かたちの起源」「運動」「反重力」をかたちにする表現へと移り、そして「現象を可視化する」彫刻へ。小谷氏は、常に彫刻という行為そのものと向き合い、疑い、検証し、あらゆる方法を探り、また実体に戻ったりしながら表現の可能性を探る。2月27日まで。
開催中〜2月27日(日)
森美術館 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階
Open.10:00〜22:00(火曜のみ17:00まで)※入館は閉館時間の30分前まで、会期中無休、一般1500円
Copyright (C) 1997-2014 Excite Japan Co.,Ltd. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング