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日経平均 | 10512.80円 | △2.12円 |
売買高 | 25億1013万株 | − |
売買代金 | 1兆5492億6600万円 | − |
値上がり銘柄 | 595銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 911銘柄 | − |
騰落レシオ | 141.42% | ▼10.94% |
割安銘柄・出遅れ銘柄を物色するも目先的な過熱感もあって上値も重い
米国市場が堅調となったことや円安となったことから買い先行となりました。ただ、目先的な過熱感が強いことから利益確定売りも多く、また、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)も買い越し幅が縮小したことなどから、寄り付きの買いが一巡となったあとは積極的に上値を買い上がる動きもなく方向感のない展開となりました。昨日軟調となっていた銀行株や不動産株など内需株が円安に振れたにもかかわらず買われ、ユーロ安が一服となったにもかかわらずハイテク銘柄に一角が売られるなどちぐはぐな展開となりました。
後場も引き続き指数は方向感はなく狭い範囲での動きとなりましたが上値の重さが確認され、為替が若干円高気味に振れると目先的な過熱感もあることから手仕舞い売りも嵩んで、日経平均は軟調となる場面もありました。TOPIXは銀行株や不動産株の値持ちが良いことから下押しすることもなく、持高調整の売り買いが中心となる相場のなかで堅調な展開が続きました。相場全体の雰囲気は悪くないのですが、物色一巡感や過熱感から「買えるもの」を探すような展開となってまちまちとなりました。
小型銘柄も堅調となる場面もあったのですが、手仕舞い売り、利益確定売りに押されるものも多くまちまちの展開となりました。東証マザーズ指数やジャスダックTOP20は軟調となりましたが、日経ジャスダック平均は堅調となりました。先物もまとまった売り買いは少なく、後場にまとまった手仕舞い売りが見られて指数を下押す場面もありましたが、追随する動きも限定的で大きく方向付けるようなこともありませんでした。
オプションSQ(特別清算指数)算出を控えていると言うことか、目先的な過熱感が出ていると言うことでなのか、持高調整の売り買いもまとまって見られたようです。同じ業種の中でも高安まちまちとなったり、円安に振れた場面でハイテク銘柄など輸出株に軟調なものが多く、逆に金融株や不動産株、食品株などの内需株、ディフェンシブ銘柄が買われるなど、方向感はなく、商社株なども商品相場が堅調となって買われているのですが、上値も限られ、最後まで買い切れない感じです。オプションSQの影響は少ないと思われますが、そうしたイベントを機に持高調整の動きが活発になる可能性もあり、買われ過ぎた銘柄などの手仕舞い売りも嵩むこともあるかもしれません。
上値を試す動きでしたが「かぶせ線」のような格好で上値の重さを確認する格好となりました。RSIは方向感はなく、ストキャスティックスは高値圏からの調整を示唆しており、いったん5日と6日に空けた「窓」を埋めるように転換線までの調整となる可能性もありそうです。ただ、10500円固めというように高値圏でのもみ合いが続く可能性もありそうです。
上に放れてかなり強い形となりましたが、上ヒゲ線となり、明日の寄付きが高ければ目先的な高値となる可能性もありそうです。RSIは上値余地もあって上昇が続いているのですが、ストキャスティックスは高値圏からの調整となっており、転換線水準まで調整となるのかもしれません。
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