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日経平均 | 10499.04円 | ▼90.72円 |
売買高 | 24億5993万株 | − |
売買代金 | 1兆7867億1400万円 | − |
値上がり銘柄 | 581銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 937銘柄 | − |
騰落レシオ | 134.16% | ▼9.55% |
「上昇の特異日」も米国企業の好調な決算にも反応は鈍く、改造内閣を嫌気する動きや週末の手仕舞い売りに押されて軟調
米国市場は軟調となったのですが、ユーロが高くなったことや米国市場の引け後に発表された米半導体企業の決算が好調と伝えられたのですが、オプションSQ(特別清算指数)算出に絡む持高調整の売りや目先的な過熱感が強いことから、週末の手仕舞い売りも嵩んで売り先行となりました。それでも外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が買い越しと伝えられたこともあり、寄り付きの売りが一巡となった後は戻り歩調となりました。ただ、オプションSQに絡む売りだけであればすんなり戻るところが週末ということもあって手仕舞い売りも多く戻りも鈍く冴えない展開となりました。
後場も為替が円高に振れたこともあって買戻しを急ぐというよりは見切売りも多く、安値を試すような場面も見られました。週末の米国株高を期待する向きもあり、また節目と見られる日経平均10500円水準を意識するところでは売り叩き難く下げ渋るのですが、買い戻しも限られ、週末ということで押し目買いよりはヘッジ売りが嵩むという状況で最後まで冴えない展開となりました。
小型銘柄は主力銘柄が冴えない展開となるなかで目先筋の買いも入り堅調となるものが多く見られました。東証マザーズ指数は軟調となったのですが、先に調整となっていたジャスダックTOP20は堅調、日経ジャスダック平均も小幅ですが高くなりました。先物はまとまった売り買いはほとんど見られず、散発的にまとまった売り買いが見られるところでは若干指数も動くのですが追随する動きもなく、方向感が見られることはありませんでした。
「上昇の特異日」ということに加え、米半導体企業の好調な業績が発表されたのですが、軟調となりました。米国株が軟調となったことやいったん円安に振れた為替も円高に振れたこと、週末の手仕舞い売りが嵩んだこともあって冴えない展開となったものと思われます。日本の政治が株式市場に影響を与えることは少ないと思っていますが、今回の経済財政担当大臣に対する懸念は強いとの見方や昨年の第二週の週末に高値をつけ、週末の米国の悪材料からその後、大きな下落となったことなどが頭をよぎる向きもあったのではないかと思います。週末に何事もなければ堅調な展開となって来るのだと思います。
上値を試す展開が期待されましたが、寄り付きから売りが先行となったことで冴えない相場となりました。昨日の「十字足」の後に軟調となったことで、5日と6日に空けた「窓」を埋めることになるのかどうかが注目されることになりそうです。RSIは上値余地もあるのですが、ストキャスティックスは高値圏からの調整を示唆しており、いずれにしても上値の重い展開となって来るものと思います。
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