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日経平均 | 10502.86円 | △3.82円 |
売買高 | 18億6859万株 | − |
売買代金 | 1兆2510億3300万円 | − |
値上がり銘柄 | 779銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 702銘柄 | − |
騰落レシオ | 132.18% | ▼1.98% |
中国金融引き締め懸念から上値の重い冴えない展開
週末の米国市場が堅調となったことや為替の落ち着きなどから週明けの日本市場は買い先行となりました。先週末の下落の反動やヘッジ売りの買戻しも見られたものと思いますが、先週末に中国が預金準備率を引き上げたことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が株数ベースでは買い越しながらも金額ベースでは売り越しと伝えられたこともあり、寄り付きの買いが一巡となった後は上値の重い展開となりました。いったん上値の重さが確認されると、改めて悪材料に反応するような動きもあり、指数は小動きとなりました。
後場は中国の景気減速が懸念されて改めて売り直され、指数は軟調となるなど冴えない展開となりました。好業績に敏感に反応していたものも最後まで買い切れないこともあって目先筋の利益確定売りに押され、買戻しが入るものは材料もないなかで堅調となりましたが、指数を押し上げるまでには至らず、市場全体として冴えない動きとなりました。先週末米半導体の好決算に反応し切れなかったこともあり、半導体株に高いものが目立ちましたが、買い戻しも多いものと思われ、上値も限定的、物色対象の広がりも見られませんでした。
小型銘柄は引き続きスマートフォン関連銘柄などを物色する動き、値動きの良い銘柄に乗る動きもあって堅調となりました。スマートフォン関連銘柄の物色の広がりも見られ、主力銘柄が冴えないなかで幕間つなぎ的に買われるものもあり、総じて堅調となりました。東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均、ジャスダックTOP20は揃って堅調となりました。先物はまとまった売り買いは少なく散発的にまとまった売り買いで指数を動かす場面もほとんど見られず、ましてや指数の方向感を示すような動きはほとんどありませんでした。
朝方は商社株などが買われるなど商品相場の上昇など好材料に敏感に反応する場面も見られたのですが、市場参加者の広がりも見られず、主力銘柄の出遅れ銘柄物色の動きも一段落となった感じでした。小型銘柄の値動きの良さに乗る動きはあるものの、あくまでも参加者が限定されているようで、市場の大きな流れにはならないようです。ただ、ここまで日経ジャスダック平均が戻ったことでもわかるように徐々に市場のセンチメントも変わってきており、「買っても損はしない」ということがもう少し浸透すればさらに参加者も増えて来るのではないかと思います。
RSIは方向感はなくストキャスティックスは高値件からの調整となっています。上値の重さが見られるとすかさず下値を試す動きとなるようで転換線のサポートを確認する動きとなりました。それでもまだ10500円水準での底固めと言うことであり、転換線や基準線にサポートを確認しながら目先の過熱感を冷ます動きが続いているものと思います。
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