矢野経済研究所は1月12日、エステティックサロン市場に関する調査結果を発表、2010年度のエステティックサロン市場規模を前年度比2.9%減の3536億円と見込んだ。
長引く景気後退の影響を受けて、来店サイクルの長期化や客単価の減少が進んだことに加え、ほかのリラクゼーション関連市場や美容関連市場との競争激化、規制強化による信販問題などの要因から、ここ数年市場縮小が進んでいる。
今後も厳しい状況が続くことが予想されるが、矢野経済研究所では「女性の社会進出や高齢化社会の進行、ストレスの増大といった環境の変化を背景に、美や健康、癒やしといったものへの社会的ニーズは高まっている。また、ホテルや温浴施設でのエステティックサービスや訪問販売化粧品メーカーによる簡易的なエステティックサービスなど、エステティックのすそ野は広がっており、潜在的なニーズは常に存在している」とコメントしている。
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