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日経平均 | 10274.52円 | ▼162.79円 |
売買高 | 26億7441万株 | − |
売買代金 | 1兆9152億0900万円 | − |
値上がり銘柄 | 126銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 1500銘柄 | − |
騰落レシオ | 110.33% | ▼15.82% |
円安などの好材料には全く反応せず「日本売り」で大幅下落
米国株式市場は軟調ながらも底堅く、為替も円安に振れたのですが、特に材料視されることもなく、昨日の大幅下落の反動もあって買い先行となったものの、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が売り越しと伝えられたこともあって、上値の重い始まりとなり、寄り付きの買いが一巡となったあとは先物にまとまった売りも出て軟調となりました。いったん軟調となると上値も重く、上値の重さが確認されると週末と言うことで手仕舞い売りも嵩んで大きな下げとなりました。
後場に入っても「日本売り」と言うような状況は変わらず、ユーロに対して円安が進む場面でも、中国株が堅調となっても反応せず、特に材料がないなかで売られるものも多く、下げ幅を広げました。主力銘柄が売られるなかで小型銘柄が幕間つなぎ的に買われるということもなく、いいところなく、戻りを試すような動きもなく下げ幅拡大となりました。ディフェンシブ銘柄の一角やこれまで大きく売られていたもの、買われていなかったものは買戻しも入り堅調となりましたが、指数の下支えとなるほどのものもなく、下げ止まる気配もなく最後まで売られてしまいました。
小型銘柄も見切売りなども嵩み大きな下げとなりました。特に昨年末から外国人が買っていたと言われていたジャスダックTOP20銘柄などは大きな下げとなるものが多く全面安、指数も大きな下げとなりました。東証マザーズ指数もスマートフォン関連銘柄など買われていたものが多かったこともあり、今年に入ってからの上昇を一気に消してしまうような下げとなりました。日経ジャスダック平均もTOP20ほどではないのですが大きな下げとなりました。先物も断続的にまとまった売りが出て指数を下押す要因の一つとなりました。
目先的な過熱感が強かったことから一斉に売られてしまうのも理解できるのですが、それにしても円安に振れた割りに下げがきついのが気になります。「明日の相場雑感」でも述べていますが節目でも下げ止まらず、業績や過熱感からの売りではなく、資金流出の売りだとすると今後の決算発表好決算を発表しても反応が鈍くなってしまうなど、次の市場参加者が入って来るまでは冴えない展開となってしまう可能性もありそうです。
基準線では下げ止まらず遅行線が日々線にサポートされる形でかろうじて下げ止まりました。今月の5日と6日の「窓」を空けたところを埋めることで下げ止まると思いましたが予想以上に手仕舞い売りが嵩んだものと思います。ここからは12月にもみ合いとなった水準であり底堅さも見られるものと思いますがストキャスティックスもRSIも下値余地はあり、遅行線が日々線を割り込んで、日々線が雲のサポートを確認するような調整となる可能性もありそうです。
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