スギ花粉の飛散が始まる時期が近付いてきた。花粉症の人はどのような対策を考えているのだろうか。
白元の調査によると、花粉症の症状がある人に「花粉対策として何をしていますか?」と尋ねたところ、トップは「マスクの着用」で72.2%と断トツ。以下、「市販の薬を使う」が43.4%、「うがい(鼻うがいを含む)をする」が41.5%、「病院で治療(処方せん)」が37.3%で続いた。「花粉症対策をまったくしていない」という人はわずか3.2%に過ぎないようだ。
花粉対策として4人に3人はマスクの着用を挙げたが、「マスクを購入する時の重視点」を聞くと、「価格の手ごろさ」(62.0%)、「呼吸のしやすさ」(61.1%)、「顔へのフィット感」(56.6%)が上位にランクイン。ほかには、「フィルター性能」(39.9%)や「形」(25.0%)を重視している人も多かった。
花粉症の症状がありながらマスクを着用しない人もいるが、「マスクを使用しない理由」を尋ねると、「息苦しい」が73.9%と断トツ。以下、「暑苦しい」が22.7%、「かっこ悪い」が15.9%、「意味がない(効果がない)」が14.8%、「化粧が落ちる・崩れる」が11.4%で続いた。
白元では「近年、マスクの高機能化により密着度が上がったことで、反対にスキマがないことによって生じる息苦しさが、今後のマスクのさらなる高機能化に向けての課題と言えそうだ」とコメントしている。
インターネットによる調査で、対象は花粉症の症状がある20〜50代男女316人。調査期間は2010年12月27日と28日。
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